「漢詩」を含む小説

悲惨な一家心中の是非を描く。 　タイトルは唐の詩人で原文では「雲は渓を渡る風を逐う(雲逐度溪風)」です。唐の詩人、杜甫の五言絶句の漢詩です。後漢の光武帝に抗し天険をたのんで立て籠…

平安時代前期の公卿で初の関白である、 藤原基経の素顔と日常生活の悲喜交々を叙情詩風に描く、新感覚輪廻転生ラブロマンス*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:*･''･*:.｡. .｡.:*･…

スーリ九ヶ国。 大陸中央部の乾燥地帯に広がる、東西南北を縦横に結ぶ交易路の一大中継地。 そして、金と武力があれば法も善悪も覆る“剣と無法の世界”。 乾いた風吹く大地をさすらう、…

郭居敬撰『二十四孝詩選』を和訳し小伝を添えて国文化したとされる御伽草子の孝子譚「二十四孝（にじうしかう）」の現代語訳を試みます。テクストは日本古典文学大系38『御伽草子』所収の「…

ライトノベルの始まりが５０年前、いわゆる明治期の文豪の時代が１５０年前、井原西鶴が３５０年前、もっと戻って『枕草子』が１０００年前……その更に２０００年前、紀元前１０世紀に中国と…

Obsolete Lexicon――ようこそ 衒語学研究室へ。 やまと言葉、漢語、外来語、古語と古訓、造語と宛字、雅言と俚言、そして修辞……「言葉の楽園」「語彙の型録」を標榜し…

漢文詩——五言古詩形式 読みやすさを考慮し、解説を最初に掲載し、詩の本文は第二章に記載します。

☆☆☆《【古代大唐王朝の九州】を題材とした架空の歴史物語》★★★ 九州風雲録Ⅱ《大唐仁王傳》【西部・西域戎州】 ※これは【大唐太子】李久諒の物語です。 父親が早くに亡くなり、…

☆☆☆《【古代大唐王朝の九州】を題材とした架空の歴史物語》★★★ 九州風雲録Ⅰ《狂颯三千》【北西部・荒州大漠】 ※これは【酔風刀客】武羅（ウー・ルオ）の物語です。 酒豪でボヘ…

全編仮名はつけていませんので、ご自分なりに読んでみてください。 この集の全篇は広告を免除して開放して、各位の詩友は随意に転載して引用することができて、しかし備考の詩の作者を希望…

これまでに詠んだ短歌や俳句を探していたら、こんなのでてきました！ 自分でも忘れていてびっくり。 友人たちの不惑の祝賀のために詠んだ五言絶句もどき。 ひそかに友人たちの名前も……

たまに制作している俳句、川柳、短歌、独自ルールの漢詩（漢柳と勝手に呼称）を載せていきます。 とことんくだらないものから力を入れて作ってみたものまで雑多です。男女関係・エロ（高尚低…

『伽婢子』(寛文6(1666)年板)は、浄土真宗の僧侶である浅井了意（?-1691）作の仮名草子で、本作はその現代語訳です。 浅井了意は仏教だけでなく、神道、儒教の三教に通じてい…

カクヨムで書いている方々に触発されて、詩をつくるようになりました。 はじめ文章修行のつもりで書いていたのが、だんだん詩そのものが楽しくなってきて。俳句から短歌、漢詩、自由詩と、…

　平安時代、権大納言　花房家には、変わり者の次女がいた。 　華やかな姉、可憐な妹に比べて、地味な顔立ち。女だてらに漢詩を読みこなす彼女は、皆から、頭でっかちな「土筆(つくし)」…

雛、蝶と続いて、次は蜜を書いてみました。 前回、前々回同様、声劇用台本となります。 音声配信アプリでの声劇に使用する際は、こちらのアカウントまで申請お願いいたします。 勝手な仕様…

二本松藩に仕えた商人、中島黄山。 彼は学者としての顔も持ち、教養豊かな尊王の志士であったとも言われています。 そんな彼は、詩人としても優れていたようですが、残念ながら多くの作品は…

類い稀な詩才を持つと言われる曹植と藤原公任。 この二人の才はどれほど長けていたのか、自ら詩作することで植と公任の凄さを実感してみよう、と烏滸がましくも思い立ったのが始まりでした。…