「武芸者」を含む小説

"勇者"であることを当然と思い、魔王を倒すのは俺だと言葉にするのがどれだけ危険なのか、こいつはまったく分かっていないんだろうな。 とはいえ、王都を去る時点で俺にできることはなく…

アルカンレーブ王国は、虹の女神の結界によって守られた国。 王家の直轄領、神殿、四代公爵家は力を合わせて屈強な騎士団を組織し、結界の外の魔境から国土を守る。アルカンシェルと呼ばれる…

【柳生一門】の若き【武芸者】柳生十耶の成人を１年後に控えたお披露目の【宴】で、要人が毒を盛られた。 【宴】の参加者に【医療忍】がいたので、応急処置が間に合い一命は取り留めた。 …

印象に残りにくい顔。 それがその男の特徴といえば特徴だった。 ヒューマンにエルフにドワーフ、それに獣人など雑多な人種が行き交う街では特に目立つことはない。 強いていうなら…

　王子から婚約破棄をされて城を追放された聖女・・・間々ある話。 　追放先で割りと楽しく暮らしている聖女・・・間々ある話。 　酒を楽しみ、夜風に身を晒しながらふらふらと歩く聖女・・…

春の上田城で見かけた親子連れに、武藤みどりは興味を引かれ、後を付けて行く。彼女は何処かに親しみを感じる。まだ見ぬ母へのあこがれを感じないではいられない。

無三四は、五輪書の最後の章句を書き終えて筆を置くと、そのまま死の床についた。 泉谷兵衛之亮一門と戦ったあとに捨丸と交わしたことばを、無三四は夢うつつの中で思い出した。 「不様な試…

ハヴェルは伯爵家の血筋だったものの、家は亡兄の遺児の継ぐところとなり、やるべきことがない男。 しかし不意に統一王から王都に召喚され、新たに「クーンズ伯爵」とされる。 不可思議な力…

若き武芸者霧島雷太は、伝説の武術「雷鳴流」を極めるため、魔法と科学が共存する異世界「マギア」に召喚される。そこで出会った科学者アレクシア・スターレンと共に、雷太は魔法科学の技術を…

高校2年生の港川海（かい）はひょんなことから異世界に召喚されてしまう。だが王は海の職業（ジョブ）「武芸者」を知らない職業だから役立たずだろうと決めつけ追い出してしまう。しかし王は…

現代（いま）では理解されない生き方ゆえに、武芸者たちは日陰に身を投じる。 古い時代から残る武芸の一族に生まれた宿命（さだめ）に従い、次代の継承者らしく生きることを求めらる少女。戦…

「武芸者とは不自由で不便な生業だ。道を知っているはずなのに、いつのまにか見失う。その地にたどり着いたものがどれだけあるのか、たどり着けたのかは誰も知らない」こんな風に誰かが語った…

山上神之助は武芸者だ。 剣の修行をしているが女がつきものである。 実は将軍家につながる身だが、ある秘密のより野に下っている。

※お陰様でHJ小説大賞2021後期、受賞と相成りました！ ※2023年9月29日HJ文庫様より書籍1巻が、2024年7月1日に2巻が発売となります！ ※2024年9月27日ヤンチ…

川島菊(かわしまきく)は、『和國(わのくに)』という島国に住む、剣技の才能に恵まれた少女だった。 しかし戦乱が終わって百年以上も泰平の世が続いた結果、いつしか『和國』には腕の立つ…

女性死霊術師・雨衣は、リンナバラ魔術国との戦争に参加する中で、不死者となった。 決戦から２５０年後。リンナバラのもと統一された世界は、科学技術を奪われた平和な箱庭となっていた。…

　史料による限り、都の雲井小路に住んでいた草匠（草紙書き）の雲景は、よく喋り、気さくで、驚くような交友関係を築き、偏った教養を携えたごく一般的な日出人だった。同時代の人狗（天狗の…

　世界の東方海上に、日出というその島国はあった。日出には、天狗から異能を授けられた放浪の武芸者――人狗たちがおり、古来のしきたりによって神霊と人間の仲介者を務めていた。 　鳳至山…

　東山文化とオタク文化が融合し、傾奇者が中二病と呼ばれる戦国時代。 　天下分け目の関ヶ原合戦も終わり、日ノ本は静謐を迎えようとしていた。武蔵国の山奥に住む少年――薙原奏も天下無…