忘れられ師の英雄譚 〜聖勇女パーティーに忘れられた男は、記憶に残らずとも彼女達を救う〜

作者 しょぼん(´・ω・`)

2,193

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★★ Very Good!!

追放系というジャンルにおいてこの作品は異端なのかもしれません。落ちて這い上がる、追放した勇者、もしくはギルドに復讐を果たす。作品によってはかなり鬱展開だったり、人の悪感情、愚かさなど、あまり良いイメージを持たれる方は少ないと思います。この作品では、追放系というジャンルで人の優しさ、人との絆について、全面的に押し出して描写されています。少しご都合主義感も否めない、有逸無二の面白さはこの作品には多分無いです。が、人には優しい心があること教えてくれる良い作品でした。

★★★ Excellent!!!

異世界転移者であるカズトが、Sランクである聖勇女パーティーから追放される場面から始まるこの物語。追放の理由は昨今流行りのざまぁではなく、「カズトがいるこの世界に生きて戻ってきたいから」。
カズトを思いやったメンバーの思いにより、彼はパーティーを追放されることに。
だが、見た目はCランクのお荷物であるカズトは、実は「ロスト・ネーマー」という特殊なスキルの持ち主だった──

昨今流行りの追放、ハーレム、チートの要素を含みながらも、優しく、愛に満ちた物語です。
主人公のカズトは「ロスト・ネーマー」というスキルの持ち主。見た目はパッとしない彼ですが、パーティーに所属している間は、そのパーティーに多くの成功をもたらします。しかし、その代わりに一度パーティーから外れると、その存在を全て忘れられてしまうのが特徴。この設定が物語の主軸となり、主人公カズトのキャラクター性を際立たせています。

勿論、序盤でパーティーから追放されたカズトは、今まで共に戦ってきた全てのメンバーからその存在を忘れられてしまいました。
しかし、聖勇女パーティーのメンバーであったロミナが魔王討伐の際に重い呪いを受けてしまい、その呪いを解くためにカズトはまた彼女達聖勇女パーティーのメンバーと行動を共にすることに。カズトはこれまでの彼女達と過ごした日々や思いをしっかりと覚えていますが、パーティーを組んでいた彼女達はカズトのことをすっかり忘れています。
存在を忘れられていても、共に過ごした日々を無かったことにされていても、カズトはかつての仲間の為に時には命を懸けて彼女達の力になる為に奔走します。
この「忘れられる」という設定が物語に絶妙に絡んでおり、孤独な中目的に向かって邁進するカズトの思いに、読者は時に切なさを感じながらも彼を応援せずにはいられません。

また、カズトや他キャラクター達の心情描写をしっかり書いてある為に… 続きを読む

★★★ Excellent!!!

故にその後が残念過ぎる…
第二巻のカズトは単なる屁理屈糞野郎と化し、アンナ達とはパーティ組まずに解決してしまった為に呪いを乗り越えたロミナの立ち位置が微妙なものに…
自分の中では第一巻と第二巻がタッチとその後の作品群の関係性と被って仕方ない。
しかし、第一巻の面白さは本物だと思う。
良作を読ませていただき感謝です。

★★★ Excellent!!!

異世界転移者の主人公、カズト。
ある日カズトは、聖勇女パーティーから追放されてしまいます。
仕方のない事だと追放を受け入れるカズト。そしてカズトがパーティーを離れるとパーティーメンバーはカズトのことをすっかり忘れてしまいます。
それはカズトが『忘れられ師《ロスト・ネーマー》』だから。
カズトは彼自身がパーティーにいる間はパーティーに恩恵を与えます。ですがパーティーから外れると恩恵は無くなり、それと同時に彼がいたことをパーティーのメンバーは忘れてしまう……カズトはそんな特殊な能力の持ち主でした。

忘れられたカズトと聖勇女パーティーが再会するというシチュエーションがとっても良いです!
カズトのほうは皆の事を覚えているのに、再会したメンバーはカズトを覚えてない……そんな場面に切なくなりました。
パティーから外されたのに、仲間思いなカズトの姿に心を打たれること間違いなしです☆

★★★ Excellent!!!

 友人に「あなた誰?」と聞かれてそれが嘘ではないと知った時、誰もが平静でいられない。また周囲の人も同じようにそう言ったらなおさらだ。昨日までの自分、昨日までの思い出を友人は失い自分は覚えている。世界に人は多いのに、世界で一人ぼっちになる恐怖がそこにある。
 でも、自分が最初から忘れ去られることを知っていたとしたら、仲間との出会いからどう対応すればいいのだろう。嫌な仲間ならまだいい。それが最高の仲間で友人達だったら。
 この物語は幸せの積み重ねの果てにそれが崩れるのを知りながらも道を歩く、忘られ師の英雄譚です。上質のファンタジーを基盤として、忘れていく、また忘れられたいと望む主人公の強さと弱さが物語を強く印象付けています。そしてその献身的な悲劇をひっくり返そうとする仲間の絆も含めて。大事な人の記憶に留まりたい、愛しい人の記憶を留めていたいという優しさと叫び声が胸を打つ物語です。

 

★★★ Excellent!!!


パーティーを組んでいる間は仲間に絶大な恩恵をもたらすが、そこから外れた途端に誰からも忘れ去られてしまう(初めから居なかったことにされる)という風変わりな呪いにさいなまされる武芸者の冒険譚。彼はこのままだと生涯を「縁の下の力持ち」で終えるわけだが、半ば諦観と共に運命を受け入れつつも平凡な幸せへの未練を捨てきれない所こそが主人公の大きな魅力と言えるでしょう。

どうせ忘れちまう俺なんかに、構わなくていいから。
でも、良い奴だったアイツ等が不幸になるのを放ってはおけない。
これが彼の行動原理であり、そこには大いなる矛盾をはらんでいるのですが。

これを突き詰めると「困った時にだけ颯爽と現れて、全てが終わった時には風のように立ち去っている」理想のヒーロー像が完成となるわけです。日本ゲーム業界の古参キャラクターにして高名なる冒険家アドル・クリスティンもまた冒険を生きがいとしており、戦いが終われば可愛いヒロインともすっぱり分かれて新天地を目指す孤高の生き方を一生貫いたのです。これこそある意味では男のロマンであり、美学の結晶であります。
されど、人は過去をまったく顧みず生きていけるほど強いのでしょうか?
その答えがこの作品にあります。
冒険の中でしか生きられないのではなく、そもそも冒険の外に「存在しえない」男の悲劇。
冒険を卒業し、生きる場所を見つけたかつての仲間たち。それを見て彼は何を思うのか。
これこそファンタジー界の「男はつらいよ」人間臭い主人公が好きであれば、是非。

★★★ Excellent!!!

最初のお話だけで…ふーんテンプレかぁ…と思っていた私が憎いと思うほどの素晴らしい設定でした。最近の追放ざまあが流行ってる中での追放。これはありそうでなかった素敵な展開です。主人公が青臭い厨二な感じもしますがその苦さも素晴らしい。最初の五話しか読んでないのですが、中々面白いです!

★★★ Excellent!!!

追放からのざまぁ、に少し飽きてきていたところですが、違ったテイストで良かったと思いました。
仲の良かった人、信頼し合えた人であればある程、忘れる、忘れられるという事が辛いはずなのに、それでも前を向いていく主人公、仲間たちに心惹かれました。

★★★ Excellent!!!

物語の序盤で追放されますが、主人公の能力を軽んじてではなく主人公の生きる世界の為にパーティーメンバーは戦いへと進むためであった。
ただパーティーメンバーは知らなかった。追放に伴う代償を。
そして追放から半年、パーティーメンバーのおかげで世界に平和が訪れたはずが、ギルドには妙な張り出しが。
その張り出しから始まる主人公と元パーティーメンバーと交錯する。

このようなあらすじかと思います。主人公は傷つきながらも元パーティーメンバーの為に奮戦していくのは必見です。その先に何があるのかハラハラしながら更新を待っています。
ぜひ読んでみて下さい。

★★★ Excellent!!!

追放スタートだったので、最初はザマァじゃないのかーっと残念な気持ちになりました。
ところが、良い意味で期待は裏切られます。

主人公の感情描写が丁寧で、気になり次に次にとページをめくってしまう。

互いを想い合うからこそ、違う道を歩む。
そしてそれは、また何処かで交わる。

読んでてそれが嬉しくて楽しくて、どんどん先を知りたくなる、そんなファンタジー小説です。

熱く、ワクワクしてドキドキ出来る。
そんな一冊だと自分は感じました。
是非オススメします。

★★★ Excellent!!!

忘れられる主人公の感情描写、しっかりとしたキャラ設定はいいと私は個人的に思います。
更新されて読み終わって早く続きを_:(´ཀ`」 ∠):って思える作品だと思います。

本当、私自身文字を書くのが下手なので、レビューを読むよりもこの作品を読んでみてください。

★★★ Excellent!!!

 主人公のもつ「絆の女神」の力は成功を約束する。ただしそれは仲間と共にあればこそ。絆が断たれれば力は失われ、同時にその根源たる存在も人々の記憶から消えてしまう。 誰かがそこにいた、というあやふやな感覚だけを置き去りにして──

 主人公カズトは「ロスト・ネーマー」。「絆の女神」にさえも忘れられ、しかし飄々と異世界を渡り歩く彼の冒険から目が離せない。