「妖しい 短編」を含む小説

「こんな話を知っているかい？」 噂好きの友人が話しだしたのは以前K町に住んでいたある男女の話だった。 ※若干の性的描写を含みます。

　町はずれの丘の上に建つ古びた洋館には、ひとり美しい女性が住んでいた。名前すら知られることのない彼女の存在は、しだいに町の人々の間で噂になっていった。 　酒場で夜な夜な咳きこみ…

暗く寂しい繁華街の裏道。そこにひときわ妖しいネオンを灯した酒場がある。 迷い人が訪れるその店の名は――『mojinsya』。 髭を蓄えた大柄な店主と人形のような愛らしい少女が待ち…

【信楽陶苑たぬき村】 車：新名神信楽ＩＣから約２分 電車：信楽高原鐵道信楽線・雲井駅から徒歩約10分 信楽焼の売店、レストラン、陶芸教室のある観光施設。 陶芸体験は手びねり、電…

『吾輩は猫である。』 名前は、雄猫なのにマリアであり、今はアンと呼ばれている。己にこんなヘンテコな名前をつけた飼い主である奴は、今日も阿呆で呑気で、愛おしい存在なのである。(猫の…

【短編集】 不思議な世界、不思議な物語。不気味な人物、不気味な話。妖しい物、妖しい雰囲気。 儚くも優しい、冷たくも暖かい。そんな物語を掌編〜短編で収録。

人見知りだが希代のスクロール魔法使い・シルベは、なんか知らんがキツネになってしまった。魔法が使えれば元に戻れるんだが、手がそういう作りになってないんよ。忘れたい事実だが公爵令嬢。…

　数年前小学五年生だった、隣に住んでいた『琢ちゃん』。彼はいまも私の大切な思い出の人――。 　仕事の関係で、そんな琢ちゃんの自宅マンションに立ち寄ることになった瑠由。 　懐かしく…

とある町には、不思議な少年が現れる。臙脂色のパーカーを着て、妙に大人びた話し方をする、10歳かそこらの男の子。彼はどこからともなく現れ、いつのまにか姿を消しているらしい。 一話…

　城塞都市『ニエルティ』の東には『チェスティングの森』が広がっている。 　ある時、森で仕事をしていた7人の木こりが行方不明になってしまった。一体、昔から恐ろしい噂の絶えない不気…

高校の学園祭の最終日。 一年生の主人公・高滝冬樹と、その幼馴染のよく食べる少女・浜名深夏は、『魔女』とのゲームに勝ったらチョコバナナを大量にもらえる、というサービスを売りにするコ…

父上の仕事(妖魔退治)を継ぐか悩む私。 悩む私に父上が試しに妖魔退治をやってみたらと提案。 私は妖怪カラカサとともに強い妖気のもとへ向かう。

僕は十乃 巡（とおの めぐる）。 降神町（おりがみちょう）役場に勤める公務員だ。 ここ降神町は、普通の町とは違う、ちょっと不思議なところがある。 猫又、朧車、野鉄砲、鬼女…日本…

謎のバーテンダー×エリート弁護士　 一夜の過ちが運命の歯車をまわす。 グラスに注がれた一滴の液体。それは甘美な味と芳醇な香りがした。 封印された記憶は抗えぬ誘惑に掻き立てられ本…

月暈が架かる時シリーズ 郊外にある巨大宗教施設。 その中で育った将来の後継者候補、森山光と輝。 2人の間には切っても切れない歪んだ愛の絆が出来てしまいもう後戻り出来ない。 そ…

悪魔短編シリーズです。 次の作品に心を動かされて、書きました。　 イラスト：RED:XXX　https://www.pixiv.net/artworks/89721572 How…

この物語はフィクションです。実在の人物、団体とは一切関係ありません。

下校中に偶然拾った怪しげな本。 その表紙に書かれていたのが『正しい魔眼の使い方』だった。 こういう本が好きそうな友人にくれてやるはずだったのに、本の中から妖しい少女が現れてしま…

クリスマスにとびっきり可愛くってとびっきり妖しい幼女と遊んだ男子高校生の運命とは……？

人と人の姿をした妖怪が共に住む町…降神町(おりがみちょう)。 この町に住む「特別住民」=「妖怪」の皆さんの日常をほっこりと(時にアクティブに)描いたティーブレイク感覚なオムニバス…