概要
ペンを持つ練習からはじめている
人見知りだが希代のスクロール魔法使い・シルベは、なんか知らんがキツネになってしまった。魔法が使えれば元に戻れるんだが、手がそういう作りになってないんよ。忘れたい事実だが公爵令嬢。王子に拾われて、王城で飼われる生活を送ってるよ。「白いキツネは吉兆」の言い伝えのおかげで前より自由なのでは、と思わなくない。
「言わなくちゃ……今ここで言うんじゃよう」
ディスコミュニケーション恋愛の一幕(全8話)。
(表紙絵)https://kakuyomu.jp/users/green_wood/news/16817330656490591570
(紹介絵)https://kakuyomu.jp/users/green_wood/news/16817330657285317793
この作品は、KAC202
「言わなくちゃ……今ここで言うんじゃよう」
ディスコミュニケーション恋愛の一幕(全8話)。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!夢と希望とワクワクドキドキ!
この作品は児童作品と言う事で二つのワクワクがあります。
まずは変身願望をくすぐられます。
子供の頃、何かに変身出来たらいいなと思った事は絶対ありますよね?ペンが持てない不便な現実の中でも可愛らしいヒロインを見て、どこか憧れてしまう不思議。王子様に抱っこされてお城に帰る……児童女子なら憧れてしまう事間違いなし!
更にもう一つ。優しい世界観の中でも緊迫した展開でワクワク!このギャップが児童男子も引き込まれてしまう事間違いなし!
児童小説には少ない独特の抽象的な表現もありますが、読み手児童を意識したわかり易く読みやすい文体。
児童小説は、夢や希望を運ぶべき物であると私は思います…続きを読む - ★★★ Excellent!!!あなたに伝えたいことがあります。まだ間に合いますか?
シルベ・トレガロンは公爵家の令嬢だ。
そして人見知りだ。
というかほとんど、人間嫌いで対人恐怖症に近い。
読書が好きで勉強が好きで魔法が好き。あるいは、そういう自分を演じることで他人を遠ざけてきた。そしてそれでも一応はなんとかなった。一応公爵家だし。恵まれていたし。同時に疎まれてもいたけれど。
王子の婚約者に選ばれた時も、否とは言えなかった。
国王暗殺の疑いをかけられても、証拠を突き出して反論することもできなかった。
気が弱いので。人間が苦手なので。
でも今回はそれで何とかならなかった。なんか爆発して、なんか狐になっちゃって、なんか王子に拾われてしまった。
だからすごく。困…続きを読む