「太夫」を含む小説

　舞台は山椒が特産の辻沢町。昔は戦国の世から続いた遊里、今は新興ベッドタウンとして栄えていますが、その裏ではヴァンパイアやライカンスロープの「鬼子（オニコ）」が息づき、闇に屍人や…

この世の終わりに、神の軍勢と悪魔の軍勢が果てしなく戦い、ついには神の軍勢は敗れ、地獄の闇の底にひそむ魑魅魍魎が千切れた兵士の死体をむさぼり喰う夢を浮多郎は見た。 「浮さん、たいそ…

太夫であるお鈴が各地に出向いて、吉原に芸者として勧誘する。 それは姫様のたった一言。そうそれだけの事。お鈴はただそれを熟す。

江戸・吉原で起こった事件のけりをつける為に、東海道を元太夫の時雨が西に向かいに旅をする物語です。

　口癖が『ボケ』『ザマー』のスーパー性格がわるい真田家初代・真田幸隆。愛すべきド天然の鷲塚佐太夫のコンビがおりなす戦国ドタバタ劇🔥 憎き、『村上義清』に大好きな父・真田頼昌だ…

ある秋の夕暮れ、父親を無惨に殺された男『真田幸隆』 父殺しの張本人である『村上義清』の復讐を誓うも 父の死をきっかけに血に恐怖を覚える。 それが原因で『腰抜け』よばわりの人生をお…

時雨太夫の外伝になります。もしよろしければお読みいただけると幸いです。 人によれば若干不快な表現が御座います。

二本松藩の泰平の眠りを醒ましたのは、尊皇攘夷の嵐だった――。 文久2年、思いがけず名家を継いだ二本松藩の番頭、大谷鳴海の視点から二本松藩内における幕末動乱、そして天狗党騒乱につい…

戦国の世が落ち着いた江戸時代前期、大和の国（添）の山中に暮らす孤独な老猟師が拾ったものは、これまで見たこともない小さな生物（十寸・まそ）でした。 十寸と暮らす中で、人間的な優しさ…

昭和三十年代の四国は土佐の国。『薫的神社』の傍らで、太夫と呼ばれ、この世の物ではない『モノたち』を鎮める業を持つ、老女とその幼い弟子の物語。(一話完結の連作) 連載中の『はちきん…

『ナノボットを統べるケモ耳忍者と一緒にシルルＲＰＧ──戦国──』の改訂版です。 西暦2126年、現実の戦国時代をゲームの舞台にしてしまう恐ろしいサービス「シルルＲＰＧ──戦国─…

「博物大名」ってご存じですか？ 2023年12月6日放送のNHKBS『英雄たちの選択』が大変興味深い内容で、また拙作『女帝のお茶会』とも多少関わりがありましたので、エッセイにまと…

江戸・吉原。 大見世喜瀬屋の太夫時雨が自分の見世が巻き込まれた事件を解決する物語です。 ※この物語はフィクションであり、実在の人物・団体・史実とは一切関係ありません。

　1791年。嵐のためアリューシャン列島に漂着し、ロシアでの暮らしを余儀なくされていた日本人の大黒屋光太夫は、帰国の許可を願い出るため、首都サンクトペテルブルクへと赴いた。 　そ…

　江戸期、紅花の商いで大儲けした、実在の紅花商人の豪快な逸話を元にした物語である。 　出羽尾花沢で「島田屋」の看板を掲げて紅花商をしている鈴木七右衛門は、地元で紅花を仕入れて江…

ライカンスロープの女子大生がヴァンパイアのＶＲゲームアイドルとともにゾンビになった親友を救うためGOＴＯＨＥＬＬします 【カクヨムコン８（ライト文芸部門）中間選考通過作品】 【…

　恋をすると身体から花が咲く、人間と植物の特徴を持つ異形の少女――『花人』。 　人間の少女の姿をした花人たちは、庭師の管理する『植物園』で暮らし、恋心を育んで花をつける生活を送っ…

ーー熱をくださいませ。 遊郭内の中見世【霧無】にて≪蛇太夫≫と名高い女郎 しらみず がその日誘いをかけたのは国軍所属の男。幾夜を越えども叶わない願いを抱いたまま、歪な思いを向けら…

後宮に怒れる貴妃が１人。 初夜で皇帝に首を切らせ、女官もどき達から金を巻き上げ回収し、妖に金の延べ棒をぶつけ、宮で狩猟して食料調達。 過去の人生で磨いた芸と視る目と伝手と度胸で後…

【くろひつじプロダクション】 ウィクリーテキスト 身請けの決まった紗雪太夫。 最後の夜を大切な間夫と過ごします。