笑って泣けて熱い戦国譚🔥~真田戦国伝~

ふぁたけ

序章 真田戦国史始動

🔥1話 クソボケの少年・真田源太 ※村上義清、真田頼昌🔥いざ出陣‼️

 ここは信濃の更科さらしな(今の長野県、北部)にある葛尾城。ここは村上家の居城である。この城を夕闇が不気味に覆っていた。その近くにある草原で一人の男が死体にまたがっている。その男は夕空をチラリと見たあと、少し遠くにある、もう一体の死体を見ても残念そうな顔をした。そして、一言「あー。クソ雑魚だった。」その残酷な言葉を清めるように涼しい風が流れた。

 

 ところ変わって、信濃の小県ちいさがた(今の長野県、上田市)。


「ひえー‼️マジで助けてくれ💦💦」


 大草原を青白い顔をして細い目をした、いかにもマジメに武士をやってそうなかしこまった髪型をした武士が、汗を棚引かせながら、悲鳴を上げながら全力で疾走していた。


 そして、そのうしろからグォングォンと爆走しながら迫る馬が現れた。その腰には目つきの悪い、ツンツンとした髪の少年が


 「キショイ上に、ダッセぇな。

いい年ぶっこいた‼️初老のおっさんがよ🔥」

 と馬を爆走させながら、とてつもない暴言と奇声をあげて武士に勢いよく迫っていった。


 そして、しばらくたつと逃げ惑う武士の目の前に小高いこの世とあの世の境のような絶壁が現れた。ここで武士の逃げ場は完全に断たれてしまった。地獄の番人を彷彿させるような少年は下馬して武士に迫る。


「ボケ親父。

 これは、一体全体どういうことだ💢カス💢」

 なんと⁉️この武士は

 己の息子に追いかけられていたのだ。


 このクソ情けない武士の名前は真田頼昌さなだよりまさ。小県の領主である海野棟綱の家老である。

 

 そして、この頼昌は己の息子である真田源太さなだげんたにむかって


「......源太やめてくれ、



僕がなにしたって言うんだよ💦💦」


と惨め極まりない、

ヨイ子の皆は見てはいけない命乞いをしたのだ。


 そして、ちょうど、そのときだった。

源太はニヤリと笑い、己の父を襲った

衝撃すぎる理由を明かす🔥🔥🔥🔥


 「裕福な農家の養子にしろ

って言ってんのがわからねぇのか⁉️

俺は勉強したくねぇーんだよ💢💢

お前の後は俺の弟に継がせろ💢💢💢

わかったな、ボケ💢💢💢💢💢💢」


 そして、頼昌は動揺して、

コンニャクほどに体を

ブルブルと小刻みに震わせながら


 「......また、その理由か。

源太はお兄ちゃんになったんだろ⁉️

弟のために人肌ぬごうとかないの💦」


と鬼畜に悟りを開く神官のように源太に問いただした。


 そして、源太はハアなにを今更という顔をしたあと、ある驚愕な鬼畜発言をした。

 「何をトボケた発言してんだよ⁉️

ある訳ねぇだろ、ボケ親父が‼️。

俺は弟のおかげで、

めんどくせぃにもほどがある武士の仕事をしなくていいんだろうがよ

分かったら、

さっさと俺を※廃嫡はいちゃくしろや!!

カス🔥🔥🔥」と叫んだ。


 ※廃嫡 何らかの理由により跡継に対し相続する権利を廃すること


 頼昌はこれでもかというほど、

わかりやすく引いた顔をした。

そのあと怯えながら

「......そんなこと言って恥ずかしくないの💦💦」

と震えて源太に質問した。

 

 すると、

源太はどんな刀より切れ味鋭く、

それでいてビックリするほど堂々と

「全然🔥🔥🔥🔥」と言い放ったのだ。


 頼昌は思わず顔をしわくちゃにして、

発せられた言葉が

ギリギリ理解できるぐらいの活舌を保ちながら

「恥を知れよ!!」と叫んだのだった。

 

 すると、源太は己の顔を鬼畜改め鬼神🔥

のような形相に変貌させて

「お前、誰にもの言ってるかわかってんのか?」

とボケ親父に詰め寄っていった。


 そして、頼昌はおそる、おそる

「ひ💦💦

......げげげっげげげっげげ源太に決まってる」

と威厳ゼロのか細すぎる声で、

それを言ったのだった。


 だが、源太は先程とは一転、

凶器の雰囲気を残したまま

冷血な狂気の吸血鬼のような顔になり


 「......今から、親父を処刑します (▔皿▔)ニヤリ」


とその人間離れした表情をドヤリとニヤケさせた。


 頼昌は恐怖でキッとひきつった顔をして


「やめるんだ。やめるんだ。本当にやめてくれ💦」


とサッサッと後ずさりした。

でも、後ろにあるのは高い、高い絶壁。

もう逃げることなどできない。


 源太は不気味にケラケラとニヤケ、

懐から球のようなものを取り出した。


「覚悟はいいか?ボケ親父、

ブチマケロや悲鳴という最高級の食材をな」


と言い放ち、

その球を頼昌の真上の投げた。


 そして、その球は空中で炸裂し、

中から恐ろしくクサイ

家畜の糞がでてきて頼昌に降り注いだ。


 「ぎゃぁああああ。くせぇええええ💦💦」


と途方もなく、そして悲しくもある、

ドデカい絶叫をあげる

頼昌を源太はニコニコとニコニコと凝視すると。

糞まみれな頼昌を置いてヘラヘラと悠然とどこかへ立ち去ってしまった。


 頼昌は糞まみれになり、

茶色の涙を浮かべながら

「......僕の直観はこう言ってる。

お前は普通じゃない。



滅茶苦茶ヤバい (;´༎ຶД༎ຶ`)



......僕は今から村上義清殿の接待なのに」

と言い残し、

そのまま、しばらくシクシクと泣き続けた。

 

 この予想はある意味。的中してたいた。この少年がのちに真田昌幸、幸村を輩出する戦国真田家の始祖となり。『戦国三弾正』と称され。甲斐の虎・武田信玄の懐刀になることを誰が予想しただろう?。

 

 

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