「くも」を含む小説

　俺、鳥羽彰（とば　あきら）はバツイチの父親に付き合っているという女性を紹介された。 　その女性と一緒に来ていたのが、まさか、クラスの美少女、雲原日和（くもはら　ひより）だなんて…

ある日ゾンビが現れて、パンデミックが起こったけれど、世界は終わってくれなかった。 連綿と続く日常の中、母親がゾンビになっても泣かなかった高校生の「僕」は、罪滅ぼしに「僕」と十…

　獣人達が支配する世界があった。彼らは平和に暮らしていたが、ある日魔物達の襲撃によりその平和が脅かされる。 　この世界で最大の勢力を誇る帝国は、一人の少年クロムを勇者に選定し魔王…

ニッポニア王国は敗戦した。 医療学生である山田山猫は戦争に帯同していたがために、酷寒の地であるバクルシュミュール女子収容所に捕虜として囚われ、日々の奴隷労働ですり減らされている。…

平凡な青年だった八上月雲《やがみつくも》は成人式の日の夜、火事を起こして焼死してしまい、真黒な地縛霊になってしまいます。そのまま気を失い、気がつくと異世界バシャルにいました。転生…

夕日ゆうや様主催の「YY02-お題で書こう！企画！「もちゃ」」という企画用のものです。 なんじゃこりゃというお題でしたが頑張って書いてみました。

「何？　旧リガルド王国の話を聞きたい？」 　酒場の主人は、読んでいた新聞を机に放る。 閉店前の、客がひとりも入らない、伽藍洞の酒場の中で、彼は睨みつけるように虚空を見据える。 …

俺の名前は「不幸田 凶平（ふこうだ きょうへい）」高校生。 俺んちの近所に、古民家神社カフェなる神社がある。 神社のくせにカフェなんか営んでて、店の名前が「御神子（みかんこ）」…

美しいくも残酷な神話生物を求めて世界を旅する双子の兄と家を継ぎ祓い屋となり兄の帰らぬ家で待ち続ける双子の弟。 弟に美しいくも残酷な神話生物を好いて共に旅をしたいと願う兄。 いつ…

　警察官の御門京太（みかどきょうた）は、抗争に巻き込まれて死んでしまった。 　死後、目覚めると目の前には元カノである柊三雲（ひきらぎみくも）がいた。 　京太は三雲の転生召喚に…

88森（はちはちもり）に住んでいる、くもの女の子「いとちゃん」が主人公の物語です。体から糸を出して、風に乗ったり何かを作ったり…。いとちゃんの家族や友達との交流をお楽しみください。

孤村　博斗（こむら　はくと）は、生まれながらに妖魔が見える特別な眼を持ち、それ故に他人に理解されず、孤独な人生を歩んでいた。そんな彼はある日、隣の席の巨乳美少女、水無月　真雲（み…

　何か悍ましくも怖ろしい存在が現われる、と云う訳ではなく、不在の恐怖と云う物で何か書けないか、と思い立って急遽拵えてみた小品です。怪異ではなく思想で恐怖を演出するという試み。果た…

懷しくも遠い日々の殘り香 新體詩 心象スケツチ 韻文 篇什 ―― さて、これらを僕は何と呼ばう 字體や假名遣ひはこのとほり 縱組推獎

　私は教授の独白に鬱屈したまま暮夜けたリノリウムの廊下を足早に駆け抜けると、ふと世界をおおう色合いに目を奪われた。

皇城の奥深く、密やかに佇む玄冥宮（げんめいきゅう）。 そこには強大な力を持ち、堕ちた神獣の欠片を狩る「屍王（しおう）」がいる。 世の平安を守る「鬼方士」の青年、潤冬惺（じゅんとう…

　2015年。梅雨の始まりが告げられる頃。 　叢雲八重(むらくもやえ)は彼女――今は『妻』である青谷時雨(あおたにしぐれ)への誕生日プレゼントに悩んでいた。時雨の親友である有馬…

やさしい童話です。 朗読台本などにどうぞ。 使用の際は【よるん、】の名前明示（表記or口頭どちらでも）をお願いします。

トリス学園の二年生になった烏丸星斗（からすま　ほしと）は卒業制作の脚本オーディションに参加するため先輩の北山雪花（きたやま　せつか）にプロット案を見せに行く。雪花からのアドバイス…

【カクヨムU-24杯 応募作品】 ある日、幼馴染である林檎が突然その姿を消した――。 行飛は過去へと戻れるタイムマシンを使い、少し違う過去を何度も繰り返しながら彼女を探し続ける。…