「2020」を含む小説

後輩雑誌記者の依頼で月景色の美しいという九州奥地の古城・山城山城に残る寂れた旅館を取材に訪れた定年退職2年目の「私」こと松原は一日がかりで辿り着いたバス停で案内役の少女の出迎えを…

　小学生の頃から走ることだけが得意だった。それだけで居場所を作ってきた俺にとって、2020年の夏は最悪だった。 　陸上の大会がことごとく中止になったからだ。 　小学生の時から走る…

　2020年２月29日、北○道にて、観光客女性がヒグマに食われるという獣害事件が発生した。 　被害者は天城辰子(享年24歳)。本作の主人公である。 　時は遡り、被害者女性がいか…

2020年の夏、長すぎる夏休みにだらけた大学生四人のお話。 何でもないような日常が実は一番大切だった、と気づくのは失ってから。 それでも変わらないものもあるわけで。 カクヨム2…

いつもどんな時でも、幸せに、満ち足りた生活を送れたらどんなにいいだろうか。でも、現実は慌ただしく、いつだってそれは二の次にされてしまう。この特別な夏、あなたならどう過ごしますか。

久遠は同性の恋人のささめに同性婚できるようになったら結婚しようと提案をする。 しかし、ささめには無理だと一蹴されてしまい、思い悩む。 久遠はふたたび、ささめに想いを伝えるが――。…

2020年。国を挙げての大会が開かれる夏。 私は、俺は、彼は、彼女は、突如として噴き出した謎の泥に襲われる。 パニックSFオムニバス。 （予約完結済4/26最終話、一万文字程度）

＜あらすじ＞ 　ある夏の昼下がり。妻と二人、全裸で過ごす私。自粛に次ぐ自粛に閉じ込められた心と体はどこへ向かうのか？ 　今こそ裸になるべきだ！やまもン源の作文でお送りする『裸で…

ボクはこの小説の登場人物である。 2020字でラブコメをしないといけないので、とても困っているところだ。 ※※※※※※※※ 出来の悪いメタフィクションの死屍累々の山にまた一つ…

自主企画で稀に現われる〈〇〇質〉への返答をまとめた作品。 1．永遠様の企画〈100質って憧れませんか？〉用。 2．スターリニウム様の企画〈所々質問内容がおかしい40質〉用。 3…

登場人物 太一：鱒太一。高校２年生。光龍大社という神社の宮司。発光能力があり、金魚を女体化させる。 【参考】https://kakuyomu.jp/works/117735405…

登場人物の全員が後ろ向きな要素に毒された、ネガティブ版「桃太郎」。 汚れた暴力とねじれたプライドに毒されたディストピアに、救いはあるのか？ ※この作品はブログ【泣きながら一気に…

今でも、あの時の事を鮮明に思い出すことが出来る。 2020年の8月11日。 蝉の声が四方八方から響く、うだるように暑い夏の日。 海の向こうまで見通せる、おばあちゃん家の軒下で。…

　リストラ部署に異動を命じられた山本はとうとう解雇かと覚悟を決めた。 　だが、そこで引き合わされたのはあまりにも情けなく、意志薄弱のエイリアンだった。 （2010年執筆　閉鎖され…

高校二年の夏。 僕は生まれて初めて、宙に浮いた。 「ヒトは飛べる」。そのことを知っているのは、僕だけだと思っていた—— 2020年夏。突然、世界同時多発的に空を飛べる人間…

社畜量産職種と名高いシステムエンジニア（SE）。 ご他聞に漏れず、社畜と呼ばれて早X年。 プログラミングどころか、パソコンすらわからないのにIT系に入っちゃって、それでもどうにか…

死を展示する博物館で、案内者と見学者の二人は、イメージが映される水槽をめぐる。古代人の死のイメージ。戦争のイメージ。自殺のイメージ。そして映し出される、病が蔓延した年の死。それに…

ウイルスが蔓延した世界であるゲームの大型アップデートが予定されている。

2020年6月『カクヨム2020夏物語』中間選考に残りました。 ２０２０年の夏。 会社の先輩が新型コロナウィルス感染症に感染してしまった！ 濃厚接触者となった僕はPCR検査の結…

『2020年夏』が亡くなった。 殺されたのだ。 しかし、誰に？ 「彼または彼女」を殺したのは、『善意』、『無知』、『同情』、『傲慢』、その他いくつもの容疑者の内の一人。 K警…