このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(432文字)
自宅待機となった主人公の自宅の前にあった何か。綿のように真っ白で、フワフワしたそれを「ケサランパサランみたい」と思ったし主人公は、その愛らしい毛むくじゃらを中に入れるが……。後半のオチにしっくりきました。短くよくまとまった良作だと思います。
それは綿のようにふわふわで。指でつつくと尻尾をぶんぶんする。たまに鳴いて。膝の上に乗っかってくるんだ。こんな不思議な生き物と過ごすことになった主人公。この出会いはきっと良いものとなったはず・・・
読みながらケサランパサンはこんな感じかなって想像してしまいました。
第一発見者が私でなくて良かったな大佐。もし拾われていたならば月曜の燃えるゴミの日に出されて今ごろ処理場の焼却炉の中で灰塵と化している。少佐と名乗る太鼓持ちも含めてな。少年に感謝するがいい。
なんとなく惹かれる題名、文章。時流に乗ったお話しで、思わず読み進めてしまいました。ただ、こんなモノを知っている作者は、きっと最近の若者ではないな、と思いました。
たまにはこうした趣向も悪くない。主人公の自然な優しさがふんわり伝わってきて好感が持てる。 詳細本作。
会社で僕の隣の席の先輩が、新型コロナウイルス感染症と判わかったからだ。僕は、自宅待機を言い渡されたのだった。僕が自宅に到着すると、玄関のドアの前に真っ白なフワフワしたものが転がっていた。意外な展開あります。現実も交えつつ、SF要素もあって面白いです。かわいいお話でした!
身も心も癒される、僕らの友だちケサパサ君! 自宅待機も彼(?)がいれば安心です! ああ、ほんとウチにも来て欲しい。次の掃除の時は、部屋の綿ゴミ、ちゃんと確かめてから掃除機で吸おうと思いました! (ヴィーン!←やっぱり綿ゴミでした。残念)小気味よいリズムで展開するストーリーに、最後までノリノリで楽しめました!ちょっとホロリとするところもあって、読後感がすごく爽快でした!おススメです!