「居る」を含む小説

どこにでもいる普通の少年、吉田カズヤはある日、偶然にも召喚により異世界に飛ばされてしまう。そこで出会ったのは、入浴が大好きで全然冒険に行かない勇者が居る一行だった。主人公放ったら…

＂この彼女が俺の言うことを何でも聞くのだということを思い出して、俺はごくりと唾を飲み込んだ。アンドロイドとはいえ、彼女は脳以外の全てが生身の女と変わらない。その彼女を、俺は自由…

目を開けると、視界にあなたの笑顔が見えた。 それで僕は、「おはようございます。」と言った。 その瞬間から今日まで、僕はあなたのあの表情を見たことがない。 こんなに近くに居る…

「ねぇ、お稲荷さん。僕、この性格を直したいです。お願いします。そして、本当の家族が居るなら、教えて欲しいです」 　いじめられっ子で、気弱な性格が嫌になっていた槻本翼は、いつも通…

　両親が離婚した。これを機に、由美子は妹の真子と団地で新生活を始める。 　が、 　部屋の中を転がるボール。 　部屋を徘徊する黒い影。 　部屋に散らばる謎の原稿。 …

【第一回モーニングスター大賞最終候補＆新紀元社社長賞　入賞作品！】 なろうで開催されてました小説賞で入賞したので紹介に追記しちゃいます！！ <第五十二話までの登場人物> 主人公…

【3000PV突破感謝】 とある田舎町にある小さな稲荷神社には、金毛九尾の恐ろしい狐の化生が封じられています。 その昔、人知の及ばぬ途方もない力で大暴れをした狐の化生は、とてもと…

　そこ此処に猫が居る港町で一人暮らしを始めた紗凪(さな)。 　素敵な珈琲専門店で、一枚のトーストを齧って仕事に行くのが毎朝の日課だ。 「カリカリでほわほわのこの店のトーストが好き…

　博士が居る図書館までは、まだまだ長い道のりが待っている。だけどブチハイエナは諦めずに進むことを決意。 　アードウルフをフレンズの姿に戻す旅は続くだろうけど、一人と一匹はきっと困…

突如フレンズ化したニューギニアハイランドワイルドドッグを保護するため、マヌルネコのフレンズと先生がやってくる。 ジャパリパークが島にできる前のお話。 登場フレンズは、吉崎先生が最…

自他ともに食べることが好きだと認める男が遭遇した、あるお話。

勇者、魔法使い、詐欺師、日本人、薬屋、墓守り、狐人・・・様々な出で立ちと様々な異能力を持った異世界人が突如としてこの白い部屋に現れた。 彼らはなぜここに呼び出されたのか、そして何…

京香（きょうか）の初恋は、山の中で自分を助けてくれた美しい瞳をもつ青年だった。 もう一度、彼に会いたいと思う京香の望みは叶うことなく年月は流れる。 そして、あの出来事は、あの美…

臆病をコンプレックスとした、高校2年生の女の子、但木 月《タダキ ツキ》。 とにかく臆病で、内気で、でもそれ以外ではよく居る“普通”の女子高生なはずだった。 しかし、“普通”の…

　新しく下長が移動した職場には妖怪が居ると他県支局からは言われていた。そう、そこは妖怪職場。かなり大変な仕事が彼をまっていたのです。 　登場人物紹介 　下長　　　　主人公。 …

　少子高齢化が進み、１０代の男女が総人口の２割を切った今の日本にとんでもない法が施行された。 　その名も少女結婚法と言い、簡単に言えば初潮を迎えた少女は誰でも結婚が出来るというも…

かつて個人サイトというものが当たり前にあった頃に気まぐれに書いた作品たち。 残骸となった個人サイトと共に闇に葬られかけていた彼らを再び人目に曝します。 多分どこにでも居そうな、…

人と神様が共存する世界。よくある話。 世界を守る善神が居れば、それと対する悪神も居る。自然な事。 しかし神様も暇じゃない。力はあれど一遍に世界の面倒は見ていられない。力と地位を与…

其の歌は聴けば心を奪い 其の歌声は聴けば魂を奪うが 幸福の中で醒めぬ夢を永遠に見続けられる この海にはセイレーンが居る 俺はこの言い伝えもセイレーンも好きではない 綺麗事も…

ソ連時代のシベリアの山奥の小さな村。 墓地から外れた場所にポツンとたたずむ墓標から聞こえた謎の音。 ――カルルはそれを地底人の声だなんて言い張ってるけど、僕はそんなの信じないぞ。…