「妖か？」を含む小説

月と星と蛍の綺麗な夜に夫婦は子供を願いました。 一年後生まれた男の子はまるであの日を思わせるかのような色を持っていました。金の髪、左目は蛍のような緑色。しかし右目は濁った黒だった。

時は徳川の世。前世は人だった変わり種の鬼の里の若様がいた。名を火白童子。 人が喰えない彼は、百年の節目に、ついに父親に追い出されてしまう。 ついて来てしまった従者、許嫁の山妖の姫…

『異世界の二息に最終話は無シ』の続編。 続々編→『生き残れない』 外伝『忍処』

異世界で美少女の姿になってしまった主人公、キョウが目覚めたのは、ヤンデレ女子と同じベッドの中。この世界では誰もキョウを女の子だと信じて疑わない。女子からも男子からも熱愛される彼女…

　陰陽の神を祀る国で。 　強い霊力を持つ巫女の子として、妖退治を請け負う一族に生まれた少女・露葉。 　しかし退治人としての力量がなく、修行仲間の間で肩身の狭い日々を過ごしていた…

あの戦争の仇を討ちたい 青いアクアマリンの妖獣の首を持ち帰ることが出来たなら――― 真実が如何に滑稽で残酷か 知らないことも必要ではなかろうか。

『日常』が当たり前ではない彼らは言うだろう。 「『日常が羨ましい」 と。 彼らは『掃除屋』。 人を、妖を、感情を、情報を、ありとあらゆるモノを掃除する事を生業とした『日常』か…

伝説の、最強の陰陽師・桜蘭。 私＿＿天条柚が初めて蘭ちゃんに会ったときから妖や人間からそう呼ばれていたの。 そう名を馳せるようになるまでにきっと沢山の大変なことや辛いことがあった…

いつもと変わらぬ日常、 いつもと変わらぬ自分… 退屈さを感じていたときに目の前に現れた不思議な神社 その神社を見た日には赤い月が昇っていた。

近藤直道は国家公務員である。 そんな彼が配属されたのは内閣府大臣官房総務弐課。 この部署は無駄飯ぐらいと称されているが、その実、退魔を執り行う部署だった。 霊力の欠片もない彼は…

ハロウィンの時期にだけ現れるその館には、魔物たちが住んでいる。 アンジェラは彼らに食べられる為に、その館を訪れた。 ガーゴイル、吸血鬼、魔女、人狼、スケルトン、人造人間、水妖…

幼少の頃、死神の手違いで三途の川に連れてこられた少女・おろくは、右の目玉を妖力の宿る赤い目に取り替えられてしまう。 妖力を得て、見えてはいけない世界を見ることができるようにな…

　人に捨てられた元人間で人狼、ルゥクは故郷の隣国クレタス王国に逃げのびる。彼は同じような境遇にあったという妖狐、ラオと共に森の中でひっそりと暮らしていた。彼らはそのうち『西の国の…

　一〇月。高校二年生の九鬼《くき》は、ある罰を受け、新たな町へと引っ越す。 　彼の新たなクラスメートとして現れた一番合戦《いちばんがっせん》は、剣の達人であり、妖怪絡みの事件事故…

トイレにいたら死後の世界に飛ばされた！？どうやら自殺で死んでいたらしいが本人にはそのアテがなく…… 自分なりの死生観をこだわって描いた冥界冒険譚。 あらすじ── 普通にいそ…

碧(あお)・高2 この物語の主人公。施設育ちで、ずっと孤独を背負ってきた。現在は一人暮らし。感情が表に出にくい、本が好きな男の子。 結(ゆう)・年齢不詳 碧が迷い込んだ鳥居の先に…

雅やかな文化が花開く平安時代。 そんな中において、天皇に仕え、神々の使いと呼ばれた異端の者達がいた。 その名は『八咫烏』。 雅やかな姿の裏にあるのは、人か神か妖か？