「#ヒューマン」を含む小説

「世界電球」という全人類を幸福に導く装置のある世界。 そんな世界でなぜか「しあわせ」になれない二人は、世界電球を壊しに行くことを決意する。

これといった欠点のない、「ザ・及第点」な毎日を送る営業職の「主人公」（29）は、商談までの時間潰しに立ち寄った下町の喫茶店で「イン◯ーダーゲーム」的なアーケードゲームを起動する。…

天流寺総駕は気がつくと殺風景な部屋にいた。 　どうやら今いる場所は地球じゃないようで、パラパラなる怪しいマスケラをつけた男によって引きずり込まれた。 パラパラの目的はカードゲ…

ツクール×カクヨム　ゲーム原案小説オーディション2022 １次審査通過作品 https://kakuyomu.jp/contests/game_audition_2022#nom…

※【スニーカー文庫編集者】カクヨムプロットコンテスト【担当なります】参加作品となります※ アルコールに問題を抱えて絶賛休職中の中年男、藤村アサヒ。家庭は崩壊寸前、実家でも厄介者…

　もし槍で、まあ刀でもなんでもいいけど、何かで胸を貫かれたってだけなら、きっと胸は空っぽになるんじゃなくて重たくなると私は思うんだ。心臓か肺の中にしこりでもできているような感じと…

「本当に強い人は、普段はひっそりと大人しいもの——」 　この作品に接してくださる、私も含めた世の善良なる非力な方々へ、何かの活力になれば良いなぁと思い書いたものです。現代社会の様…

高校2年生の主人公・北嶋夏向は陰キャでぼっちという悲惨な高校生活を送っている。 毎日昼休みに駆け込む人気のない中庭を「聖地」と呼び、隠れるように生きている毎日。 し…

クリスマス・イヴ、雪のめったに降らない地域に住む男の家に、大学時代の友人である女性が子供を連れてやってくる。どうやら、男性と会うために子どもを預けるつもりのようだ。半ば無理やり子…

　彼の唇はマシュマロのようだった。 　彼は自分のことを、俺でも僕でもなくわたしというんだ。漢字でもなくてひらがなだよ。柔らかくて甘い声さ。彼の喉が、歯が、舌が、唇が、全部が優しい…

躑躅孌子《つつじれんこ》は有名な書道家の娘だ。そんなの学校の誰もが知っている。けれども、そんなことも知らない人が柔道部に一人いた。それは、推薦入学した武《たけし》であった。 関…

【注意！！】 本作は書籍『魔法使いの引っ越し屋』の旧版となっております。 書籍は試し読み版がありますので、購入前に雰囲気などが気になる方は是非そちらをご覧ください。 https…

　炎、水、風、そのほか「自然現象」ともいうべきもの──これらを操る能力を持つ１８歳の少年ナダは、逃げ隠れしつつフリーターとして暮らしていた。しかしひょんな事件をきっかけに、友人イ…

孤独な殺人鬼仁（じん）は、ある繁華街の路地裏で孤独な少女依舞（いぶ）と出会う。 境遇が似てる2人は意気投合し、愛情に近い何かを育てていく。

「俺は天才だ」 主人公、月守弘人は自分のことを天才だと思っていた。 だが、現実は真逆で、小説の新人賞に応募するも落選。それが30回以上も続いていた。 そんなある日、裏山にある小…

この冬で八十三歳になるおばあちゃんは、時々タイムトラベラーになる。 過去にしか行けないタイムトラベラーだけど。 祖母との思い出を綴りました。

出会いは最悪だった。 ホラーの様にいつまでも追い続けてくるめぐみ。 必死で走っているのに諦める様子は一つも無い。 そんなめぐみは人を寄せ付けない仮面をいつも纏っていた。 しかし、…

大きな水族館。その最下部の下で目を覚ましたミオ。彼女は今までの記憶を失っていた。周りを見るとそこは、不気味な水生生物、ディーパーたちが優雅に泳いでいた。そしてミオはそんな一匹のデ…

　覚えているのは、繋いだ手に伝わる温もり。 　それから、飛び交うたくさんの声と、サイレンの音。 　あの日の出来事は強烈に脳裏に刻み付けられ、ルナはそれをいつだって鮮明に思い出すこ…

　部活に学園祭、友情に恋。 　写真部の笠原光希は写真を撮る意味を考えていた。 　人はどうして写真を撮るのだろうか。自分は何のためにカメラを構えるのだろうか。 　高校生たちの何…