概要
心だけを照らすその光は、僕と君以外すべての人間をしあわせにした
「世界電球」という全人類を幸福に導く装置のある世界。
そんな世界でなぜか「しあわせ」になれない二人は、世界電球を壊しに行くことを決意する。
そんな世界でなぜか「しあわせ」になれない二人は、世界電球を壊しに行くことを決意する。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!わたしたちが今感じるべきこと
このレビューは小説のネタバレを含みません。
世界電球という、
人々を幸せにする(はずの)装置に囚われないポラリス少年の心の葛藤が、
シャノ――もう1人の装置に囚われない少女――の瞳を通じて、
描かれています。
少し想像してみてください。
世界で自分だけ「幸福」を感じることができないという状況。
幸福を感じることが出来ず、しかしそこには間違いなく「不幸」が存在
するのです。
私たち(読者)が普段感じている幸福、または不幸の在り方を考えさせ
られるはずです。
私たちの日常の中にある心の錯綜、あるいは昔抱いていた"それ"を
ポラリスとシャノを通して見ているかのようでした。
貴方の心を照…続きを読む