（旧）魔法使いのお引っ越し

ほのぼの系かと思いきや、最後は感動で思わず泣きそうになりました…！
引っ越し屋という身近な題材でありながら、ファンタジー世界らしいアレンジが効いていて想像が膨らませられる世界観。
そして短いエピソードの中でドラマティックな展開を魅せる構成がとても巧みです。
コンテストで受賞されたというのも納得のクオリティでした。
続きがとても気になります！

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（172文字）

主人公が「引っ越し屋」の女の子という所に惹かれて拝読しました。引っ越し作業を通して依頼人の人生を紐解いていく形式の物語です。
物語を読み進める中で依頼人が抱えていた苦悩がどう癒されるのかと思っていましたが、思わぬ展開に涙が出ました。「そう来るのか」と……。
ほのぼの、そしてちょっと泣ける物語をお探しの方にはおススメです！！

引っ越し屋という職業を通して、少しだけお客様の人生に関わり、少しだけ笑顔になってもらうために魔法を使う。天才ソフィが人々の心に触れて変化を促していく姿は、お仕事ものとしての面白さにあふれている。風変わりな引っ越し屋の行く末をいつまでも眺めていたいヒューマンドラマ小説。