「短編 猫」を含む小説

我が輩は猫である。いやはや、実に馬鹿らしい模倣の始まりだ。

一人の厳つい男と一匹の猫が一緒に暮らす話。

　世にも恐ろしい化け猫のお話……。 「母さん、怖いよ。その話」 　小さな少女の泣き声が、とがった耳の奥に響いた。 　あれは、どのくらい昔のことだったのだろう？ 　化け猫は、も…

二人のカップルが酒飲んで、映画見て、猫の話するだけの話。

ある日、彼は忽然と姿を消した。 私に残されたのは、彼が贈ってくれた車椅子と、真白な毛をした一匹の子猫だった。 ※以前小説家になろうにて投稿したものを加筆修正したものです。

にゃべ♪さんの自主企画、「ネコがきゅうりに驚く理由を考えよー！」に参加させてもらいました。目に入って面白そうだなって思って。1、2分ぐらいで見れる短編です。

　人間には感情なんて荷が重すぎた。感情、をつかさどる細胞はじつはそれだけで意思があり制御機能があり統率もできてつまりどういうことかっていうと、感情、っていうのはそれだけでひとつの…

ぺーパー・ムーン・カフェのカウンター席が大好きな猫ポーンが垣間見る世界――。 『マヌー』 https://kakuyomu.jp/works/117735405488445…

夫とは二年前に離婚。二人暮しだった息子は病気で亡くした。 若気の至りとはよく言うもので、家庭を顧みず散財に走り、他の男に現を抜かしたバチが当たったのだ。 人生で最大の過ちを犯して…

猫川神社には人の姿をした猫又が住んでいる。 いつも猫好きな人たちが、飼い猫のことなんかで相談に来るのです。 そのたびに、猫嫌いな沙介くんはブルブルと震えるのでした……

猫島旅行から帰ってきた麗奈と哲哉。 顔を寄せ合い写真を眺め、思い出に花を咲かせる。 結婚したら猫を飼おう。 何気なくこぼした言葉に、麗奈は泣き崩れた。 別れてくれ、と。

嫌われる黒猫、嫌われる魔女、嫌われる化け物、嫌われる者たちに焦点を当てた、短編集です。 不定期に更新していこうかなと思います。

この作品は、１９７５年、私が１７才のときのものです。 パルコ出版から出ていた伝説のサブカル誌「ビックリハウス」の 「第７回エンピツ賞」を頂戴いたしました。 名称からお分かりのとお…

僕の右手が透けて見えるようになってしまった。仕事を辞め、猫を撫でる日々。恋人の優にはまだなにも、話していない。

ちょっと素行が悪い女友達に誘われた。「夜一緒に歩かない？」学生が夜に歩く事自体がいけない事なのだが、そろそろ真面目に注意しないと進級出来なさそうだし、その誘いに乗る事にした……夜…

九州地方には河童伝説があちこちに蔓延っている。 そんな河童たちをまとめる総帥、海御前（あまごぜ）という妖怪が北九州市門司区に棲まうという―― 都心から離れた場所にひっそりと店…

死んだものばかりくわえてくる三毛猫と、それをひたすら庭に埋める僕の話。（2017/05作）

ちょいとそこのお兄さん。 とある猫のおはなし。 時代とかは特に考えていません。現代でも、昔でも。 色々と想像して頂ければ、と。

子供の頃に拾ってきて、実家で飼っていた猫を思い出しながら書いた短編です。

ゴールデンウィーク、祖母の家に遊びに来た明莉（あかり）。 山奥の山村は静かで遊び相手もいないが、冒険心をくすぐられる場所がいっぱいある。その中でも一番のお気に入りの場所は、五十九…