「邪気」を含む小説

鬼に生まれ変わったら、力がつよすぎて、触れたものが瞬時に滅んでつらい。 岩に触れるとバターのように溶ける。ブドウ園を歩くと、邪気がつよすぎてブドウがぽろぽろ落ちる。花に近づくと、…

「実はね。私の指、舐めるとちょっと甘いんだ」 　明日香が言葉を止める。ぼくの世界を止める。 　これは遊びだ。子供の頃なら平気だった、無邪気で他愛ない遊戯。 　遊戯の果てにたどり着…

世界を救った魔導師と四人の仲間。 彼らの元に舞い込んだのは【伝説の魔王】討伐を求める手紙だった。 飛空艇／空中都市／人魚／獣人／ドワーフ／ドラゴン、古風ファンタジー要素がこれで…

幼馴染に気持ちを伝える気のない私と、無邪気で自分の名前が大好きな幼馴染の、何でもないある日の帰り道の話。

【縦読み推奨】 作家志望の孤独な大学生「タキ」は、「山の町」の花火大会にひとり出かけ、バイクに勝手に腰掛ける浴衣姿の女の子と出会う。 女の子の名は「リン」。タキが生きてきた中…

悠都(兄)…19歳・無職・ニート・変態・義妹ラブで舞音にはM・実妹は恋愛対象はもちろん、妹とも思ってない 深空(実妹)…14歳・中学三年・不登校・無邪気だけどたまに黒い・ロリ体…

平民出身の母を持つ王太子、王太子の母方の従兄弟、その幼馴染みの娘。無邪気だった三人の関係は、流れゆく月日の中で静かに変質していく。身分制や社会情勢に翻弄されながら、互いに摩耗し続…

「人なんてものは結局みんな皮を被ってるだけの獣だ」 そんな世界のとある嵐の夜に黒ヤギの家にやってきたのは昔愛したオオカミ。 そしてオオカミは黒ヤギに自分の子供を預かって欲しいと頼…

月のない夜。俺は少女を拾った。 無邪気で可憐な人形。人形だったはずなのに……俺は彼女を愛してしまった。

※作中にはフランツ・カフカ『変身』の核心部分に触れる内容を含みます。 　俺、夕緋悠人は自他ともに認めるシスコンである。今は訳あって自宅警備員（NEET）をやらせてもらっているが…

木城ゆかりはある日、薄汚れた一匹の獣を拾う。何とそれは齢千年を超える妖狐の封印された姿だった。 　その夜、悪鬼に襲われ、危うく命を落とすところを、妖狐に救われたゆかり。聞けば妖狐…

　鉄と蒸気の街、フラウゼス市――。 　ラステンベルグ大陸の北西部から西のガーザエインツ洋を望むこの都市は、１５０年前に広まった啓蒙思想の影響を受けて、アインシュガルツ王国内にあり…

邪気ない鬱屈に、どうぞ頑是なく身を任せてみてください……

その夜。グリーグラムの主、大魔法使いエバーレストはただならぬ不吉な気配で目覚めた。「何か来る・・・邪悪な、何かが・・・」 異次元からきた巨大で邪悪な黒龍がエバーレストを襲って来た…

＊頂いたお題一覧 「残虐、楽天的、無邪気、眼鏡、超ピュアピュアハート、ノート、病弱、隻眼、靴ひも、声帯、裏切り」