「縦推奨」を含む小説

　眠りしかつての兵器。さまよう怪物。生える植物も全て宝なり。 ――〈始まりの地の石版〉より、一部抜粋―― 　人にとって全てが宝となり得るものが眠る場所、迷宮。 　多くの危険が…

国語が苦手な女の子と文武両道な名家の男の子の、作者も勉強した「竹取物語」と共に語られる恋物語。

縦読み推奨の短編小説です。【これはなんでもない夏休みの日に起こった話。】

縦読み推奨の短編小説です。皆さんは「世界が２つに分かれる」ことになったらどうしますか？

新しい生活を始めていた叶依のところに一通の手紙が届いた。 その数ヵ月後、OCEANTREEが姿を消して……？！ ★★★★ 『夢幻の扉～field of dream～』本編完結…

『夢幻の扉～field of dream～』全編の伸尋サイドからの話。 ※ネタバレを多数含みます。 ※会話に若干の修正があります。 ※3.05m……バスケットゴールの高さ ○本…

　灰色の空の下。 　追っ手から逃げる少女リゼを助けたのは、便利屋を名乗る風来者ランスだった。 　謎の少女と謎のおじさんが、この日、この場所で、奇しくも出会えてしまったおはなし。 …

ある日の昼頃、誰かが僕の部屋のドアを叩いた。ちょうどカップラーメンにお湯を入れ、時間が経つのを待っていた時だった。音をきいて、僕はなんとなく嫌な気持ちになった。インターホンがある…

播磨明石に在住する宮本伊織は、小笠原忠政の近習を勤める若き英才である。しかし彼には頭を悩ませる身内がいた。その人は宮本武蔵。恐れ多くも主君に斡旋されて彼の養父となってくれた高名な…

転生者が救った世界は変わり始めていた。エルフは高利貸しを行い、ゴブリンはテロリストと化し、神聖な教会のそばには娼館が立ち、街にはストリートチルドレンが溢れた。そんな荒廃した世界で…

後藤新平は語った。 「国難とは、決して外寇のみを意味する言葉ではない。およそ国家の生存と国民の生活に不安の陰影を投ずる内外一切の事象は、ことごとくこれ国難である」 「わが国は…

２０２４年に紙幣が新しくなるらしい。 ２０年ぶりと聞くが、ポストコロナの新たな暮らしにはタイムリーなのかも……。 新しい肖像画は、一万円札が福沢諭吉から渋沢栄一へ、五千円札は…

　たんていもどき・おんぬきよつるのじけんたん 　 　死体で作品を作る超凶悪殺人鬼、四家深弦（しのや みつる）の死刑執行から四年。世間では彼の殺人のやり方と、『作品』をそっくり真似…

冬樹サイドの物語。 ★★★★ 『夢幻の扉～field of dream～』ネタバレを含みます。 本編を読了されてることをお薦めします。 　　　　　○本編　１・２・３ 　　　…

║「縦書き表示」推奨！ 「ケセンすこや化プロジェクト」と銘打って、岩手県立高田病院における診療応援を１年余り続けることにした。ちなみに、ケセンとは陸前高田市を含む気仙地域のこと…

║「縦書き表示」推奨！ 『２０１７年度・老人保健健康増進等事業報告書』によると、入所サービスでの事故（２５８例）の約８割が〈転倒〉関連であったという。 　高齢者の転倒予防に、…

　この世は眠り続ける神獣の夢の中である、と伝わる世界。 　そこで繰り広げられる、あるいは語り継がれる、いくつかの物語。 　物語に登場するのは、この世に降り立った神獣の現身（うつせ…

巷で有名な高校生ギタリストと言えば、若咲叶依。 もちろん学校に行って勉強すれば、男の子に恋だってする。 でも自分の正体を知ってしまった叶依は、それを受け入れられずにある日……。 …

║「縦書き表示」推奨！ 被災地域で生活して改めて気づくのは、医療サービスが十分でなかった地域が、震災により更に不自由さを増した現状である。特に高齢者の場合、公共交通機関が被災し…

「人生は一度きりだから…」と、ターニングポイントのたび、あとさき考えずに選択してきた70年。 　いわゆる〈白い巨塔〉を離れた頃、国際医療協力に取り組んだ頃、両親の介護で高齢者医療…