「純文学 仕事」を含む小説

半年ぶりの新作短編です。相も変わらずという感じになっています。猿・バナナ・黒い森等々のモチーフが、各所に登場します。

「確かにあの夏、僕たちは少しおかしかったのだろう。」 清里高原のホテルに勤務する芦田幸生（あしだゆきお）は失恋したばかり。仕事上がりの大雨の日の晩、びしょ濡れで歩く年下の女性を泊…

仕事を辞めて、実家へ出戻りした龍太は、田舎町で日々を無為にすごす。 希死念慮から目をそらしつつ前を向こうとするが、少しずつ自分が狂っていくような感覚を認識し始める。

犬に高度な知性を与える『D』と言う薬。 動物が大好きでペットショップ店員になった私は、新しく入荷した犬にDを打ち込む仕事をしていた。 そんな時、売れ残った犬のエドワードをどうする…

「あなたの行きたい場所に案内するのが私の役割です」 肉体から離れた魂を、海の底に数多ある「あの世」へと道案内するのが仕事の人魚。 思い出の遊園地、家族が待つかもしれない家、……様…

五十歳を目前に、転職に失敗した主人公。有給を消化してソファで眠り込んだところ、三十歳の頃の「私」の元へ行ってしまい―――！？　生きづらさや閉塞感を抱えた人へ送る、「しんどい」短編！

失恋や仕事への迷いから心が疲れた女性が 祖母の暮らす静かな雪降る町で自分を見つめなおすお話。 ３０００文字程度 純文学です。

プラントメンテナンスの工事会社に勤務する赤坂は、同僚の水野にドローンの操作方法を教えている。長らく総務だった水野が、現場監督に転身することになったからだ。ドローンを飛ばしながら交…

長年の両片思いを実らせて幸せ一杯の美葉と正人。二人の前に謎の親子が現われる。強く結ばれていたはずの心が揺らぎ、己の性に翻弄されていく。 二人を見守る仲間達もまた、辛い現実と向き合…

このエッセイは自分にとっても人生に迷った時読みたいものであり、カクヨムを通して読んでくれるあなたにも、何か有益なものであってほしい。 ここに、このエッセイを読んで有益になりそう…

短いLINEのやりとり ほんとうの気持ちも何もかも LINEの裏側でうずもれてゆく ５分で読める、１０００字程度のショートショート ５７作品目

ある日、売れない新人漫画家の「私」の手首に、生き物のタコが現れた。 描かないといけないのに、タコが邪魔して漫画を描けなくなってしまい一。 シュールな短編小説。

忙しく仕事をしている でも忙しすぎて、家族のことに全く目が向いていなかった―― ４０字×４０行で書いているショートショート３９作品目 １００作品まで毎日投稿出来るかな？

第二の『The Catcher in the Rye』と言ってもいい作品！　今作は著者が大学院生時代に修士論文として研究した作品、J.D.Salinger『The Catcher…

【翅を舞わせた夜は寂れても、太陽に殺されない蒐集品はまだ私を魅了している】 『過去の私』 2023.3.31 近況ノート 蒐集品、美しくも閲覧注意にて https://k…

人権を売った。 借金がかさんだもので、藁にもすがる思いで出品したらなんとなんと10億円。 一生遊んで暮らせる。 妻も仕事をやめた。 ちょっち生きづらいけど、ぶらぶら行こうぜ。

模擬テストが毎度赤点。 惜しい赤点もあれば、勘が暴発でぶっちぎりの赤点もあり。 授業中も講師の声でつい眠たくなってしまい、頭に入ってこない。 試験は絶望的と思っていたけれど……。…

仕事を終えるとき、過去を振り返る ああ、よかった、これでよかったんだ そんなふうに思えたら、なんて幸せなのだろう ４０字×４０字で書いているショートショート３３作品目 １００作品…