正直、何の気なしに「フト」読み始めたのですが止まらなくなりました。
正直、単なるボーイ・ミーツ・ガールの話だと思ってたのですが、読了後、謎解きのミステリでもないのにもう一度出会いのシーンを読み返したくなりました。
時には『ローマの休日』のようにトラベルムービーを見てるかのような、時には『プロミシング・ヤングウーマン』のような憤りを覚えるような、極めつけは行きて帰りし物語のようなラストシーンにちょっと震えました…
正直、最終回が近づいてくると終わるのが寂しくなっちゃいました。
お世辞とか書けない質ですので、結構本気で思っております。(でなきゃレビューとかあまり書きませんので)
これは微妙な違いなのですが「面白かった!」というより「面白いものだなぁ…」という読後感がありました。