あの娘が空を見上げる理由ー第三章 赦しー
堀井菖蒲
登場人物
この物語は、「あの娘が空を見上げる理由-憧憬-」の六年後のお話しで、「あの娘が空を見上げる理由-結-」の続きとなるお話しです。
でも、この話から読んでも大丈夫です。折角お越し下さったので是非このまま読み進めて下さい。
登場人物が多いので、纏めておきます。こいつ誰だっけとなった時にご利用下さい。
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当別町にある廃校の体育館で手作り家具工房樹々を営む家具職人。
容姿端麗・頭脳明晰で人並み外れた感覚の持ち主。家具職人としての腕は優秀だが、営業センスは皆無。物事を順序立てて遂行する能力に欠ける。セルフコントロールが出来ず、仕事に過集中すると昼夜逆転してしまう。優しくて涙もろい。
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家具工房樹々の隣にある万屋の娘。京都の木寿屋でスペースデザイナーとして働いている。
美しく快闊な女性。デザイナーとしての腕は優秀で仕事に対する情熱は熱い。仕事に熱中する余りセルフケアがおろそかになり自律神経が乱れがちなのだが、自身の不調に気付きにくい。
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美葉の幼なじみの大親友。札幌で看護師をしている。色白でぽっちゃりとし、天然パーマのおっとりした女の子。浮気して家を出た父親が農業を手伝うために何食わぬ顔で家に出入りするのが嫌で家を出るため看護師を目指した。
自分に自信を持てない性格で、看護師長の男にDVを受けていた。
錬と同棲しており、現在妊娠中。
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美葉の同級生で幼なじみ。人に気を遣いすぎる性格。農業資材と農機を販売する会社の一人息子で、経営を学ぶため神奈川県の大学に進学したが、パン作りの魅力にはまり姿をくらましてしまう。佳音に見つかって同棲することになり、皆の前に姿を現すことになった。
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美葉の同級生で、幼少期はよくぶつかり合っていた。目立ちたがり屋でお調子者だが情に厚い。町内で最も広い農地を持つ農場の跡取り息子。
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美葉の同級生。女性の平均身長よりも頭一つ分背が低い。くせ毛の前髪で顔を半分隠している。緘黙症を患い、家の仕事を手伝いながら作曲をしていたが、のえるに見出されku-onというユニットを組んだ。それが話題となりデビューする事になりそう。
●のえる(本名 神田百合)
陽汰とku-onというユニットを組む謎の女性。陽汰の曲に歌詞を付けて歌い、動画を作って配信していた。モデルのようにスタイルが良く、派手な出で立ちで気が強い。
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佳音の祖母。歌が上手でいつもソーラン節を歌っていた。懐深く人々に慕われている人物であった。晩年は認知症を患い寝たきりとなり、皆に愛されて生涯を終えた。
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佳音の母。優しくて温かなお母さん。夫と離婚し現在独身生活を満喫中。
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陽汰の兄で、有機農業に熱い情熱を注いでいる。正人と同じ年で、美葉らにとっては兄のような存在。
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悠人の妻。東京で不倫相手に騙され、妊娠して当別に戻ってきた。娘がアレルギー体質だったため、山で自給自足の生活をしていた。人に対する警戒心が強い。
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千紗の連れ子。極度のアレルギー体質で化学物質過敏症。
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関西弁を話す強面のおじさん。リフォーム業を営んでおり、なにかと正人や美葉の面倒を見てきた。京都の老舗建築会社ゼンノーの息子で、涼真と古くからの知り合い。
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創業160年の木材卸会社
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スペースデザイン事業部を取り纏めている女性。ふくよかな体形をしている。
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スペースデザイン事業部の美葉の先輩で、教育係だった。銀縁眼鏡をなおしながらフンと鼻を鳴らし、細かい指摘を長々と言うのが特徴。
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スペースデザイン事業部の美葉の後輩。年齢は美葉と同じ。美葉に憧れ、通信制の美術大学で建築デザインを学びながらスペースデザイナーとして修行中。
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スペースデザイン事業部の営業担当。美葉より一つ年下の明るい女性。
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