あらすじ
あの娘が空を見上げる理由―赦し―を読みに来て下さってありがとうございます。
この物語は、あの娘が空を見上げる理由の第三部となっております。序盤に経緯を説明しながら展開しているので推測の上読み進めて頂けると思いますが、これまでの物語のあらすじをご紹介しておきます。参考にして頂けたらと思います。
当然ながら「憧憬」「結」のネタバレとなっております。これらの物語をいずれ読んでみようかと思う方はご注意下さい。
「結」から引き続いての物語となっておりますので、もしお時間がありましたら「結」から読んで頂けると詳細が分かって良いかなと思います。
勿論、「憧憬」からどっぷり空を見上げて下さると嬉しいです。
〈憧憬〉実際にお読みになる方は下のURLからお入りください。
https://kakuyomu.jp/works/16816700427307638781/episodes/16816700427307683872
女子高生美葉は廃校になった小学校の隣にある万屋で父と暮らしている。
ある日、廃校に住むことになった正人と出会う。正人は旭川からやって来た青年で、吹雪の中何故か椅子を抱えて歩いていたという。宿直室で寝泊まりし、体育館で家具工房を開くのだが、経営戦略も広報活動も全く考えていない。見かねた美葉が寝食共に世話をすることになった。
「樹々」と名付けた家具工房は、美葉の同級生達(佳音・錬・健太・陽汰)を始め様々な人と関わりを持ちながら育っていく。
「樹々」に関わる内に美葉は正人の家具を使って空間をデザインする事に興味を持つようになった。高校卒業後、修学旅行先で出会った、木材の卸会社「木寿屋」の社長涼真の元で、スペースデザインの修行をする事になり、京都へ旅立っていく。
〈結〉実際にお読みになる方は下のURLからお入りください。
https://kakuyomu.jp/works/16816700429551266387/episodes/16816700429551327306
高校を卒業してから5年。美葉はスペースデザイナーとして木寿屋で働き、正人は順調に樹々を経営していた。佳音は札幌で看護師、健太は家業の農業家、陽汰はのえるという謎の美女と音楽ユニットを組み、錬は行方不明となっていた。
そんな中、健太は自分の彼女を見付けるためにお見合い番組を誘致する。健太は残念ながら彼女を見付けることが出来なかった。陽汰の兄悠人と正人に女性陣が集中し、悠人は婚約者がいるのに彼女を選んでしまい、正人は「心に決めた人がいるので」と全員を振るという結末になった。正人の「心に決めた人」は美葉であることを知り、美葉は自分の気持ちに気付く。
正人の元に帰ろうと決意した美葉を、涼真が仕事で縛り付け帰郷を阻むようになった。美葉に良いところを見せたい正人は、テレビ番組をきっかけに客が増えた為仕事量を増やしてしまう。増えた仕事が手に負えなくなった結果、樹々は経営破綻に陥る。
番組を見た後の飲み会で二日酔いになった佳音は重大なミスを犯してしまう。すっかり自信を失った心に看護師長の小野寺が近付きDVで支配するようになった。
佳音は行方不明の錬と出会うが、小野寺に会っているところを見つかり引き離される。
佳音の異変に気付いた美葉は健太に様子がおかしいと伝える。健太は陽汰と協力し、佳音を救出する。
自由の身になった佳音は錬と同棲を始めやがて妊娠する。祖母節子の葬儀で錬は両親に謝罪し、佳音の両親に結婚の承諾を得る。
節子の葬儀に参列できなかった美葉だが、長期休暇を取って帰郷することになる。空港まで美葉を迎えに行ったはずの正人は、そのまま行方をくらましてしまう。樹々の惨事を救った美葉は、帰ってきた正人に自分の気持ちを伝え、正人も想いを伝える。
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