「晩」を含む小説

とある台風の夜、地味な会社員の「僕」が社交ダンスの「オネェさん」と出会う話。 なにかじんわりと感じて頂けたら幸いです。

　大阪はカジノが出来た影響でセックス産業が集結し、須築は何度も買春している。彼の元部下である矢未は霊能者で相談所を開いているが、抱えた案件を保留にして顧客に返事せずにいた。会社の…

夜河ミウナは自殺するために向かった森で、ガタルソノアという少女と出会う。彼女は地球外生命体――侵触体の〈青の原色王〉であり、地球には奪われた触手《カイエ》を取り返しに来たのだとい…

自主企画「夏の揚げモノ小説祭り」参加作です。 滑り込みで揚げました。

ホラーが大の苦手なのに、廃神社に突撃する動画の編集を引き受けてしまった彼女。気持ちを奮い立たせて編集を開始しますが、その動画には色々なものが映り込んでいて……

なんてことない普通の女子高生はちょっと多めに薬を飲む。 そんな一晩を書いた短編。

国立大学医学部を目指す、真面目な、男子高校３年生。 その彼は、幼なじみで、知り合いの、１歳年下の女子高校生の、熱烈な告白を断った。 しかし、その日の晩から、彼は、実に言葉に出…

❖ 他人の感情を鮮明に理解できる青年ソウシと、その友人のメンデスは 『何でも一つだけ願いを叶えてくれるお花』の噂を耳にする。 「そんなものあるわけない」と嘲笑するソウシだった…

　いつかの未来に綴られた物語の中に自分の姿がないことに気がついたとき、わたしは物語の中でも背景として機能するいち『モブキャラ』であることを悟った。 　　　　　　　　　⚘⚘⚘…

夢をいざなう食材で、心の傷を癒すワンダーキッチンの続編です。東京・葛西にある海辺の公園近くの商店街。その一角にある『潮風食堂』。ここは毎回、こころに傷を持った人や、懐かしさ、優し…

思い出の中の愛、渇望する愛、近づき合う愛。かつて一緒に暮らした三人がまた食卓を囲む晩、互いを思いやりながら、翡吹と詞嘴は少しずつ自分の思いを露わにしてゆく。許せなかった人のことや…

両親の怪我により爵位を継ぎ、トレンダム辺境伯となったジークス。辺境地の男は女性に人気がないが、ルマルド侯爵家の次女シルビナは喜んで嫁入りしてくれた。だが、初夜の晩、シルビナは告げ…

※BLです。 テティは銀の森に住む、小さなもこもこのクマのぬいぐ……じゃない！ ある日、黒髪長髪超絶美形のエルフが森で大勢の兵士達に囲まれているところにテティは出くわす。 兵士の…

コニーは十二歳の少年だ。王都に行っている父が一時帰宅をすると便りをもらい、母に頼まれ晩御飯の食材を買いに出かけた。しかしその帰り道、コニーは悪党に捕まってしまう。目覚めたコニーは…

『加護』と呼ばれる、特殊な力の存在する世界。 『加護』を持つ者は皆、強大な力を持っている。 国同士の諍いや、魔物との戦いが終わらないこの世界で、彼らは希望と力の象徴だった。 …

主人公含め10人の仲間たちが化け物が出る不気味な館から出口を見つけて脱出しようとする物語。 これは夢の中の話ではあるが化け物に襲われても、一晩経過するとまた同じ館の夢へと戻ってく…

ある日突然俺の彼女の髪が芋けんぴになった。 ※以前参加した「匿名短文胸キュン企画」のエキシビジョン用として「髪の毛　芋けんぴ　キュン」の三題噺を書けと無茶ぶりされ、一晩で書い…

新人侍女のベルルシア・クレヴァリーはある日突然、異世界に行って戻ってきた。 ３年間を仲間と共に死ぬもの狂いで生き抜いた異世界の記憶は大切な宝物となったが、時間経過の無かった元の世…

魔法士嫌いの王国で、魔女と蔑まれ疎まれている役立たずの王太子妃アウラは、ある晩、負傷した獣人を助ける。 「治療の礼に、お前が望むならここから連れ出してやってもいい」 望む未来なん…

「晩御飯にしましょ、ヴァナ。ヴァンル呼んできてくれる？」 「そう……、だね。一応呼んでみよっか」 ヴァナは上の階へと歩みを進める。 「はぁ……きっと今日も出てきてくれな……