「恋愛（純愛）」を含む小説

　僕が、疲れているときや気が滅入っているときに、八つ当たり気味にお菓子を作るのは、いつものことだ。 　そのたびに、相方の小さな魔女は、僕が壊れたなどとおかしなことを言う。 僕の作…

恋人より深い何かの2人。 深い何かを悟られないため、いつしか互いの気持ちに蓋をする。 そしていつしか互いにすれ違う。

雨の降る冬の夜に思い出すのは、会いたいけれど会えない人。 先生と私は、付き合ってたとかそういうのじゃなかった。だけど、普通の教師と生徒とは少し違った。 ６年前の物理実験準備…

「先輩はどうしていつもああなんだっ！」 「夏目君の周りってさ、いっつも新しい女の子がいるよねぇ」 「何言ってんの、そんなわけないでしょ……私はいつだって、葉山さん一筋ですから…

俺は動物専門の詐欺師である。今日のカモはメスのタヌキ。金を持っているかどうか怪しいが、最悪２、３日分の食料にはなりそうだ。 そう、最初は俺もその程度の気持ちだった…。

「リア充になりたい」という理由からタイムマシンを作った博士たち３人は、自分たちの過去に起きたエピソードを垣間見ます。 過去の後悔を、変えられたら。 そんな考えから作ってみまし…

ある日、世界各地で突然始まった巨大怪獣たちの襲撃。 日本でも怪獣対策本部が設置され、数々の怪獣迎撃案が協議されたが、唯一実現可能だった作戦は…。

とあるバレンタインデー。俺史上初の瞬間モテ期がやってきた。 突然二人の女性から本命チョコをもらってしまった俺は、大学時代からの腐れ縁、天才科学者サイコに恋愛相談を持ちかけた…はず…

バス停の先に見える紫陽花の木から始まる男子高校生の瑞々しい青春の物語。

高校時代からの付き合いの一花と和幸。 一花は、和幸に話していないけれど隠していることがある。 秘密を明かした一花。 和幸の取った行動とは――？

「大変不本意だが、私は今後あらゆる障害から君を守らなければならない」 　検死官ロベルト・シュルツは、ヒューマノイドIV-11-01-MARIAに命じた。「絶対に生き延びろ」と。…

12月23日。あたしは人助けをして、トラックに跳ねられた。 目を覚ますと〝12月1日〟……そこで、粉雪の夜、傘を差しのべてくれた少年・セツと、再会をする。 「ユキちゃんは、すご…

　婚約者である幼馴染を、好きな理由が分からない――竜の血を受け継ぐ一族に生まれた竜殺しの少年、金霧桜斗は親友にそう語る。それでも、二人の気持ちを確かめる時は直ぐに来て―― 　広…

人って誰かと恋をするために産まれてきたんだと思ってた。 多分、きっとそうだと思う。 赤い糸は見たことない。 青い糸はたくさん見えるのに。 いつか会える日が来るのかな。 …

　これはエピローグから始まる物語。 　高校生の橘　彩花が自殺した。彼女は何故、若くしてその道を選んだのか。そこには、一人の教師が関わっていた―― 　あなたに、この愛は解けない。

2015年8月執筆。 テーマ「童話」で人魚姫。

2015年7月執筆。

2014年6月執筆。

2013年10月執筆。 テーマ「妖怪」で文車妖妃。