「日常＋ダーク」を含む小説

どこか遠い匿名の森、腹を空かせた孤児独り。声をかけたのは「救い」を着た羊だったー 一匹の獣の眼を通し無機質に世界を描いた短編。 作／津木早瀬

★カクヨム三周年記念選手権、応援賞２位作品★ 中学生の日常を書いてみました。 今思い出すと、あの頃は、頭の中が混沌としてました。

　神話、それは人と神を繋ぐ物語。 　かつて師が見た 神話を歩むように、一人の少年は旅をする。 　その先にあるものは—— 　都市国家ヴァリエル。 　国土の半分を政府が管轄する立入…

主人公、松本 透(マツモト トオル)は小学校を卒業したばかりのこれから中学生になろうとしている男の子。 入学式当日と同時に誕生日でもある彼だが、入学式前に奇妙な夢を見る。 それを…

受験生の「僕」が、窓の外の光景に心を奪われるお話です。

誰かを呪いたいのなら。町田の裏道にひっそりと佇む古風なカフェを訪れるといい。 二階建てのモスグリーンの欧州風な外観の店で、カウンターに座ってマスターに一言。 『メニューの13番…

俺はごく普通の男子高校生、天野幸長。 これから大学入試を受けるために、最寄りの駅で電車を降りた。そこまではいい。 テロに巻き込まれた。 非日常を望んではいたが、それがなぜ入試の…

小本 裕理（おもと ゆうり） 大学生。昔から人に恵まれず人間不信、人間嫌いになっている。 中学の頃、ピアノのコンクールで優勝した。 伊達 藍絡（だて あいらく） 楽しいこと…

この世界グランディアには魔法が存在する。 魔法は誰でも扱うことができ人によって個人差があった。 アリア＝シュタインは生まれながらにして魔法力が完全に０であった。それでも大切…

神が本当に全知全能の存在であるならば、全知全能であり続けるために、自らその存在を消し去らなければならない。

『あなたの願いはなんですか？』 ここは何でも屋。 それに見合った対価さえ払えば わたしが何でも願いを叶えましょう。 さぁ、またご依頼が。 今日はどんな人がどんな願いを持っ…

シオンは私の事をいつも、「困った弟子だ」と言う。 シオンは私が失敗するといつも、後始末をした後、私を叱る。 シオンは私が落ち込むといつも、夜部屋にホットミルクを持ってきてくれる。…

チンポに突き刺さるディストピア感がわたしの生きるよすがだ。そう思って自分じゃない誰かの不幸を祈っている。

世界中を旅する一座、クロネコ。世界を旅しながら、さまざまな個性あふれる国をみながら、時に仕事もこなしていく。 そんな、彼らの仕事とは――――霊現象を解決する存在、呪術師だった。 …

夢の中で、現実と同じ生活を送っていることに気付いた彼は、毎日2日分の仕事をするなどという馬鹿げた夢を消してもらうために、病院へと向かった。

帰省中、高校時代の友人たちと会うことになった”私”は車で待ち合わせ場所へ向かっていた。レンタカーの多い道は幼い頃から見慣れたもの。しかし、その日はいつもと違うものが”私”には見え…

放課後の夕方。 校庭で響く運動部の掛け声がかすかに聞こえる、旧校舎の一室。 もとは教室で、いまはミス研の部室として使われているこの場所で、私、坂本真珠（さかもと　まり）と友人にし…

少し変わったカップルの、ちょっとダークでエロティックな惚気話 3800文字程度の短い作品ですので、気軽に楽しんで頂けると幸いです。 ※小説家になろう様とアルファポリス様にもア…

銀髪イケメン神ヒカルの「夜伽巫女」に指名された女子高生の綾音は傍目には普通の生活を送りつつ、昼はヒカルと念話、夜は瞼の裏でヒカルといちゃつく、と充実した糖分過剰の日々を送る。　 …

高校生紙谷春樹はふとした事から未来からやって来た美少女ロキシーと、人間に化けて社会に紛れ込んだ化け物ストレンジャーを暗殺する仕事を始める。しかし彼女はある秘密を隠していた。春樹の…