「ホラー 短編」を含む小説

あのね、これは噂……いや、噂でもないんだけど……。キタガワさん──スキヨおばあちゃんにね『好き』って言われた人は死ぬ、って話があって──。

子供が喜ぶもの等、何にもない田舎。 珍しいお菓子に、欲しかったオモチャ。都会の出張から帰る父のお土産が一番の楽しみだった。 だけどある日を境にお土産は無くなり、そして父と母は。…

死者と話すことができる。 そんな都市伝説がまことしやかに噂される中、太陽が沈む墓地には人影が伸びていた。 もう一度だけ言葉を交わしたい。 どうしても聞きたいことがある。 胸に…

――そうだ、あの布団を公開したらええんじゃないの。 幼稚園に勤める文乃と住持の尚隠は幼馴染かつ元夫婦で、 現在も良好な関係を続けていた。 ある日、尚隠は寺の将来を憂い文乃に相…

どこにでもいる普通の女の子の主人公と、へんてこな兄弟たちの日常。 どこにでもいる普通の女の子の主人公と、へんてこな兄弟たちの日常です。 大事なことなので二回言いました。 明る…

深夜、篠突く雨の帰り道、香芝孝介は奥まった路地で不思議な店と遭遇する。 その仄明るい店内に彼が見たものとはいったい。 ちょっぴり京極夏彦風の怪奇短編。 お部屋を暖かくしてから召…

明治後期 ヒューミントで戦争経験者のおじいさんから聞いた不思議な話 戦場で生死を賭けた戦いの裏に隠された、心霊体験と妖（あやかし）の存在 戦地としてやってきたその野営地は、普…

オカルト研究会の会長をしている男は、ある都市伝説について調べていた。 深夜の廃墟遊園地で流れる、迷子放送。 詳しく調べるために、夜の廃墟遊園地に向かう。 アルファポリスにも投稿し…

短編シリーズ「鏡堂達哉怪異事件簿」7作を一つにまとめた作品です。 個々の話はそれぞれ完結していますが、7作を通して流れる怪異の大きな流れが最終話で明らかになります。 第1話は「あ…

動画配信グループオミナスチャンネル。 彼らはある夜、廃旅館で肝試し生配信を行っていた。 順調に撮影を進める中、メンバーの一人が誤って旅館の中庭にある祠を壊してしまう。 オミ…

会社帰り、藤沢進悟は空から落ちてきたきた女性を助ける。 女性はサンタクロースの格好をしていた。 何故、空から落ちてきたのか尋ねると、彼女は真面目な顔で答えた。 トナカイに振り落と…

　とある日曜日。俺は、資格試験を受けるために会場である高校へと来た。駐車場に車を停めるが、人がいるような気配もなければ、音もしない。不安を抱えながら校舎の方へと歩いていくと、昇降…

あー、その顔。注射針だって、モバイルバッテリーだって、その辺で用意した小道具かも、って顔してますね。私のこと、危険な妄想に取り憑かれた女だと疑ってるでしょう。

次の日になるとみんなに忘れられてしまう。そんな呪いを受けた人と出会ったら、どうやって助けてあげればいい？

人はいつだって何かを求めて生きていて、空っぽである己とその人生を忌避する。 心という器が空っぽであればあるほどに、自分を満たす何かを常に求めている。 そんな人間の心を、《イ…

怖い結末が待ち受けています

船形泉子は女子高生である。 彼女には一つの目標がある。 「怪談師にわたしはなる！」 そんなちょっとだけ怖い話シリーズ。 第二回『雪』 創作フェス向け連作短編です。

「お題でカクコン挑戦企画③　お題「迷路に潜む怪物」」の為に書きました。東京の地下街ってリアル迷宮ですよね。これもそんな話だけど、ちょっとSFなホラーです。

異世界転生や異世界ファンタジーでよくある設定の「～～歳になるとスキルやギフトや職業を貰える話」を疑問に思ったので書きました。 そういう世界ならこんな事もあるんじゃないかな～と。