「場所」を含む小説

宮永名波《みやなが ななみ》はしがないブラック零細企業の平社員、十四連勤明けの休日を謳歌しその翌日の早朝、身支度を済ませて出勤の為に自宅の玄関扉を何時も通り開けた瞬間に彼女の瞳に…

　オレは小さな整骨院を経営している〈柔道整復師〉──ある日常連の患者が唐突に訊いてきた。 「ろくろ首って骨と筋肉、どっちが伸びるの？」 　いや知らんわ。 　色んな人がやって来て…

【第１部・第２部・第３部完結済】 話としては各部完結でお楽しみいただけます。 　 □■□■□■ 　魔人ソーハは、趣味の悪い遊びが好きだった。異世界から人間を召喚して、ダンジョン…

変身して戦う魔法少女のイナミは、勇者パーティーに所属していた。が、魔法使いより弱いと判断されてしまい、勇者パーティーを追放されてしまう。 行く場所を探し求めていたイナミは光る箱…

　「自由に生きたい。」「みんなと同じように生きたい。」「愛されたい。」 　そう考えるのは二十歳の大学生、古賀大河。 　彼は幼い頃から病気によって一年の大半は入院生活や自宅療養…

召喚魔法で転移させられた現代人が身を寄せる、「幻鏡亭」。そこでおこる様々な物語を、基本一話完結、更新不定期でお届けします。

高校１年生の秋。場所はカフェ『hitode』。中学からの付き合いがある女子友達に俺、泉翔太(いずみしょうた)は、放課後、少し相談に乗ってほしいと頼まれた。相談の内容は恋愛。なぜ恋…

【あらすじ】とあるスパイが敵国に幽閉された。 『影の冠位』の異名を誇るスパイ組織を束ねていた女だ。一言呟けば大戦争が起きてしまうほどの情報を持つ彼女を救出すべく弟子の男、メアが立…

ケロススは普通の村の少年ではありませんでした。 彼の平凡な外見の下には、発見されるのを待っている隠れた才能が隠されていました。 ある晴れた日、友人たちとのふざけた混乱のさなか、こ…

そういえばこいつ、いつも微笑んでるな─── マシュマロお題： いつも楽しく拝読させていただいております。 『深夜コンビニシリーズ』お題募集中ということで、 “天国に一番近い◯◯…

　補助魔法しか使えない、なよっとした性格のラック（19才）は突然に冤罪の罪でパーティーから追放された。 　手さえつながないピュアな付き合いをしていたはずの幼馴染のサーリアからも振…

＊*元・掃除屋（対社会の塵）と元・内部職務監査役だった、現・掃除屋（お掃除する人）と内職逑の穏やかな日々だけが続く、子ども・親族・ご近所さんもな、ファンタジックラブコメディー&フ…

男にもお金にも、興味は無い。 興味があったのは、人を殺せる技術だけ。 だけど—— 殺し屋稼業を営んできた八王子タマキは、殺し屋としての生活ではなく、他の人と変わらない…

【第三章・第二部　完結！】 　東国に位置するスニェークノーチ国は、一年中季節が冬の寒い雪国として知られている。 　三百年ほど前までは『春』という季節も存在していたのだが、現在ま…

僕はずっと彼女のことを忘れられなかった。 それが初恋だということに気が付いたのは、彼女を失った後だったから。 高校生になっても、それは変わらない。 ただ彼女との思い出の場所を写…

エアルは目の前にいる漆黒、大魔女リリーと対峙していた。 ここで私が引けば、今まで戦ってきた仲間の魔女たちの死になんの意味があったのか。 少し高い場所で、優雅に椅子に座っているリ…

　解代ジンは首席の少年兵。未来に絶望しながら死ぬ場所を探す日々を送っていた。 　訓練をさぼって昼寝をしていると、次席の少女玖城ミカナに安眠を妨げられた。ジンはミカナに昼寝をさせ…