「も悪くないかも？」を含む小説

暑い夏のある日、彼女の部屋を訪れたら、砂漠だった。 彼女は通販で「おうち用本格アイスコーヒーセット」というものを購入したそうだ。 コーヒーの砂漠に降り注ぐ熱い雨。きめ細やかな泡…

　木崎礼悟（きさいれいご）は新卒二年目の社会人。 　そこそこ優秀な人材として、まずまずのスタートを切った彼だが、一つ重大な悩みがあった。 　それは、今、バーの隣席でワインをちびち…

高校生２年夏。 私は今日、嫌いだったアイツに告白をする。 まるで宝探しの様に、アイツの『悪くない所』を一つずつ探して拾い集めて。 最悪だった出会いから少しずつ心が解けて好きに…

我が子を思う母親の、少し変わった愛のかたちの物語。 「睡眠時間」のお題で、「人生で一番睡眠不足だったころ」を思い出して書きました。 四話完結。6,000字以下です。 ちょっ…

姉のドレスや髪飾り。お気に入りの侍女に、ひいては婚約者まで。どんな物でも奪って差し上げますわ。何故って？ーーー姉は昔から要領が悪くて鈍臭くて、何でも信じてしまうお馬鹿さんなんです…

──足には意思がない、思考もきっとない。そのはず。足には頭がないから、自分の頭で考えることができないから、足は走っているだけ、何も考えずに叫んでいるだけで、足は悪くない。そう、誰…

売れない小説家の「湊」は小説家の夢を諦めかけていた。しかしある日、唯一書き終えていない小説を見つける。それは青春時代に書いたものだった。この小説を完成させて、売れなかったら小説家…

相対的に人より間が悪くて、運も悪い。そんな「私」のホラー未満のお話。1話完結なのでお好みのタイトルからお読みください。

梅雨の季節、悲しみの雨が降りしきる中、僕と私の些細な心のやりとり。 雨が好きになるような、雨も悪くはないかなぁと思えるような、そんな温かなお話です。 夏鳥の旅路は僕の独り言、紫…

ある一人の軍人が、もう一度妻を話が進むにつれ取り戻そうとする物語。 人によっては悪くもよくもあるかもしれない。

第一回悟りゲームの参加者、空光。友達ととあることをきっかけに黒龍の住む地域へ

ある名誉毀損の民事裁判の場に現われなかった被告。 だが、弁護人は意外な事を言い出した……。 「なろう」「カクヨム」「アルファポリス」「pixiv」「Novel Days」「ノベリ…

【第6回角川つばさ文庫小説賞こども部門　最終選考候補作品（落選）】 誰もが異能力を持つ世界で、異能力を持たずに生まれてきた奈月。 あるとき、奈月は異能力を得られる代わりに〝これま…

一年の終わりが目前に迫っていた冬の季節。 東京でシナリオライターとして働いていた“俺”は電車に乗って帰省途中、運悪く大雪に見舞われてしまい無人駅で待機を余儀なくされた。 古い駅舎…

俺の周りには普通じゃない人が多過ぎる。 思い描いていた高校生活ではないが、良くも悪くも俺の日常は変化していく。 約300字で全て書いています。

　アレンは、もうすぐ１６歳。性格は、素直で基本的に温厚。趣味は、技を磨く事と、己の能力を高める事。剣聖の思い付きに大魔導師が協力し、『武において一つの極みと言える心眼、それを超え…

　血のような赤？　いいえ、晴天の空のような澄んだ青色かしら。 　私にはわからない、一体赤色と青色の間にどのような違いがあるのか。いいえ、それはきっと重要な事ではないのでしょうね。…

サイコロで出た数だけ色んなお店を廻る男と友人のお話。

～あらすじ～ 全世界で5000万人がプレイしている超大型MMOオンラインゲーム：グロリア グロリアを世界で初めてクリアした主人公・・・別名：黒騎士―――― ゲームクリア特典で自身…

私には子供のころから決められた許嫁がいた。ある日、久しぶりに再会した親友を紹介した私は次第に2人がお互いを好きになっていく様子に気が付いた。どちらも私にとっては大切な存在。2人か…