「終幕」を含む小説

こんにちは。九州大学文藝部です。 今年の春から、部誌のオンライン公開を行うことになりました。今回は新入生歓迎号をお届けします。楽しんでいただければ幸いです。 小説家になろうでも掲…

映画好きな清志は病で残りわずかの命だった。 映画の主人公のような派手な人生ではなかったが、 家族に囲まれた最後を迎えられる彼は幸せを噛み締めていた。 そんな彼が死ぬ間際に見たもの…

　真夜中に、飲んで部屋でぶっ倒れる俺を解放してくれるあいつは、もういない。 　あまり気分のいいお話ではありません。 　流血、嘔吐が苦手な人はご注意ください。 　汚れた部屋など、…

いきなり謎解き編です。 事件の全貌は読者さまの創造力に委ねますので、矛盾なきようお願い致します。

　テレポーターと非テレポーターの抗争は、2020年、最強のテレポーター〈ゼウス〉の活躍で終幕を迎えた。そして〈ゼウス〉は終戦の証として木星の衛星エウロパを地球の衛星として迎え、姿…

「でもね、少しだけ感謝しているの」 　前に一度、姉は穏やかな表情でそう言った。人類に脅威が迫るこの現状を、姉はそうして受け入れたのだ。 「あのとき神が現れたから、私は、2人を失わ…

「サラフィー様の手の中で」本編第四話、終幕作です。光は闇を討滅すべし。神々の教えの下、大陸の半分を領する闇の勢力に挑む光の戦士達。これはその中の一人の戦士にして武将アカツキの物語…

歩きスマホ中にトラックに轢かれ死亡したホシノ・クロノが目を覚ますと、どうやらそこは異世界だった。ぱっと見和製ファンタジーそのものの異世界では、レトロゲーのRPGさながらに、始まり…

　我々が住まう、青き星――地球。 　その大地が、巨悪によって脅かされる時。必ずや人々の前に現れ、正義の使者となる者達がいた。 　宇宙の果てから我らの為に、悪しき怪獣を討つ光の巨…

赫奕たる戦果を示した一期から二年。しかしそこには、その立役者に憎悪を募らせる人々の、執拗な影があった。 これはけもフレ二期のどこかであったかもしれない、舞台裏のイフ。

あれから時はたち。 僕は街を見下ろす高台にある家で長椅子にもたれて遠い日の夢をみる。

ある理由で高校生の兄 陽斗の姿に変装し、陽斗として文化祭に行く事となった主人公。 そして、高校で兄は所属する演劇部の舞台の最後で、好きな先輩への告白をする予定と聞かされる。 だ…

　テレポーターと非テレポーターの抗争は、2020年、最強のテレポーター〈ゼウス〉の活躍で終幕を迎えた。そして〈ゼウス〉は終戦の証として木星の衛星エウロパを地球の衛星とし、姿を消し…

～あらすじ～ 　西暦２０１８年２月２５日、物臭な僕の愛猫が亡くなった。 　物臭な僕は愛猫のために泣いてやれなかった。 　これは涙を流すことすら疎む僕が残した、愛猫への随筆である。…

【Empty land】 遊園地がオープンするというニュースに人々は熱狂する。プレオープンに世界中から選ばれた五千人は帰って来なかった。 その遊園地から自分宛の招待状が届く。 …

――ある日、世界が一変する。 いつまでも続くはずだった平穏で、掛け替えのない平凡な日々。 突然与えられた『能力』の代償として、消えゆく平凡な日々。 どういう理由で自分たちに『…

『永遠の少女』、不死にて嘲笑い謳歌する。 『雷撃英雄』、雷電纏いて背反に呻き。 『神聖薔薇十字』、世界を俯瞰し落日を仰ぐ。 『落日の救世主』 その救済が世界を覆い。 『神…

この世界において、勇者が魔王を倒し平和を取り戻すという事象は終幕への一本道だ。そして新たな幕開けとなる。これはそんな終わりから始まる物語。勇者一行に紛れ込んだ真の悪を、貴方は暴け…

俺の 名前は小田 圭 死にたくても死ねなかった男 定職にまともに付かず、暇があればギャンブル ただただ自堕落にフワフワと今迄生きてきた。 俺はとうとうこの世の全てに嫌気が指し、…

幸薄、不憫な可愛い主人公♂とクセのある仲間達によるサイエンスファンタジー風愛憎喜劇後半。 新王誕生から八年。 平和に過ごしていた領主の主人公の元に同盟国の姫が留学にやってくる。…