概要
機械仕掛けの神様なんて必要ない。欲しかったのは、自らの手で掴んだ結末。
「でもね、少しだけ感謝しているの」
前に一度、姉は穏やかな表情でそう言った。人類に脅威が迫るこの現状を、姉はそうして受け入れたのだ。
「あのとき神が現れたから、私は、2人を失わずにすんだ」
だが、カシェルは納得できなかった。その神の所為で、カシェルのささやかな幸福と夢想した未来が永遠に失われてしまったのだから。
恨みと後悔と罪悪感に縛られながら、カシェルは今宵も剣を取る。仲間と共に戦場に立つ。
彼女の前に現れるのは、蒸気を吹き出す巨大な鉄の絡繰と、かつてカシェルたちを裏切った一人の男。
かつてこの地にあった人間の抗争。互いを削り合う戦いに終止符を打ったのは、神だった。
これは、因果なき終幕を迎えた少女の、その後の物語。
※自サイト、「小説家になろう」にも掲載。
前に一度、姉は穏やかな表情でそう言った。人類に脅威が迫るこの現状を、姉はそうして受け入れたのだ。
「あのとき神が現れたから、私は、2人を失わずにすんだ」
だが、カシェルは納得できなかった。その神の所為で、カシェルのささやかな幸福と夢想した未来が永遠に失われてしまったのだから。
恨みと後悔と罪悪感に縛られながら、カシェルは今宵も剣を取る。仲間と共に戦場に立つ。
彼女の前に現れるのは、蒸気を吹き出す巨大な鉄の絡繰と、かつてカシェルたちを裏切った一人の男。
かつてこの地にあった人間の抗争。互いを削り合う戦いに終止符を打ったのは、神だった。
これは、因果なき終幕を迎えた少女の、その後の物語。
※自サイト、「小説家になろう」にも掲載。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!世界観と戦闘描写の完成度が際立つ異世界短編。
文章、世界観、戦闘描写のどれを取っても、かなり完成度の高い作品でした。
完全な異世界を舞台にしながら、設定を説明するために物語を止めるような場面がほとんどなく、必要な情報が会話や戦闘の中で自然に入ってきます。それだけ情報量が多いのに読みづらさがないのは、かなりすごいと思いました。
特に戦闘描写は、人物の位置や攻撃の流れ、相手をどう攻略するのかが分かりやすく、単に派手な技をぶつけ合うだけではなく、観察と判断の積み重ねで戦っているのが面白かったです。
また、神の介入によって戦争は終わったものの、人間同士の関係にはむしろ決着がつかなくなった、という構造も印象に残りました。タイトルが物語そのも…続きを読む