「第7回角川文庫キャラクター小説大賞」を含む小説

月が綺麗な冬の夜、アオはアカネが同級生を食べている場面を目撃してしまう。 口を血と脂で汚し、犬の様に四足を付き、お行儀悪く肉を嚥下する彼女の姿は、悍ましく、厭らしく、淫靡で、扇情…

　西暦2034年。国際連盟より世界特殊事象研究機構にとある無人島の調査依頼が舞い込んだ。調査対象となる島の名前は「リナリア島」。かつて交易により繁栄し、領土拡大戦争「レクイエム」…

弓を得意とする猟師クレフ。その正体は街を荒らす盗賊だった。 銀髪の女司祭シャル。教義が絶対の教会内で、彼女は異端だった。 クレフは捕らえられ、シャルはその監視役として旅に出る。目…

天才の兄、認めてもらえない自分。 好きな絵を自由に描くこともできなくて、でもそんなときに吸血鬼の少女に出会い、少年の世界は変わっていく。 これはそんなお話です。 読んでいた…

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ ※第7回角川文庫キャラクター小説大賞　一次選考突破作品 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 天才的な…

エブリスタ光文社キャラクター文庫大賞 優秀作品 　彼氏に振られたOLの真希が泥酔して目を覚ますと、そこに居たのはメイクもネイルも完璧なジェンダーレス男子かのん君。しかも、私の彼氏…

新しくバイトで入ったおばちゃんが、とあるビルのオフィスにポツンと設置されていたボタンをなにげなく押してしまいました。しかしこのボタンは「最終破壊兵器」の起動ボタンだったのです。ボ…

　高円寺在住の貴羽朋也（２９）は、プロミュージシャンを目指す、年齢も手伝って、一際成就の焦燥にかられた、どこにでもいるような青年であった。否、その焦燥感に関しては、少し病的と言っ…

…1999年2月。バイト先の映画館のロッカールームで、”スナフキン”と皮肉られている先輩から突然声をかけられた。 「ヨーロッパの旧市街に行くといい。そこで1日ぼんやり座っている…

大手自動車メーカー『光画舎自動車株式会社』に勤める青年、朝霧和彦（アサギリ　カズヒコ）は、３流大学を出て辛うじて入社したのはいいのだが、仕事はいつまで経っても平社員である。 お…

ボクトくんは赤ちゃんポストに届けられていた男の子。 けれども優しい人たちに囲まれて今は5歳の幼稚園年長さん。 神さまや不思議な出来事が隣り合わせの毎日を楽しい（滑稽？）仲間たちと…

科学が発達した未来の日本で遂にロボットの完成が実現していた。現在、主流になっているのは同じ動作を繰り返すだけのロボットであった。工場などに多く採用されて人件費削減を実現させた。そ…

「またのご依頼をお待ちしております」デートが終わる度にそのようなことを言われる。主人公、二ノ宮(にのみや)陸(りく)はゲーム好きの冱えない青年。今まで好きな人ができたことも、交際…

「世界一のロックンロール・バンドを創れ」 社長の業務命令を受けたレーベルの若き女性プロデューサーは営業用の軽四ワゴン車に寝泊まりして全国を駆ける。 ・中学校 ・企業城下町 ・刑務…

あたしは若くもなければ美しくもなく、賢くもない。どこにでもいる凡庸な女。 罪を犯した夫の帰りを、ひたすら待ち詫びるだけの日々を繰り返すだけ。 閉ざされた世界。生き辛さと諦念だけ…

大学生の小寺春樹は、仲のいい友人と飲んだ翌日、二日酔いのなかで記憶が飛んでいることに気付く。昨日どうやって帰ってきたか分からないだけでなく、自分の部屋の覚えのない家飲みをした形跡…

30歳のサラリーマン、春見夕晴。仕事も順当に中堅になり、彼女とも仲良くやりながら、なんとなく日々を過ごしていた。 そんなある日、ひょんなことからマンションの前にいた酒瓶を持った…

　雨の日の帰り道、白瀬薺は、偶然すれ違った名前も知らない男子高校生に恋をした。

　異世界ファンタジー×サイコホラー＝……？ 　本当の願いを見失うことなく、願い続けろ。 以下、もっと詳しくあらすじが読みたい方向け 短編版『緋色の王様』あらすじ 　今夜も…