「けもの道 ショートショート」を含む小説

見慣れた景色の中をずっと歩いていたはずなのに、気付けば少年は見慣れぬ景色にいた。辺りを見回してもそのどこにも見覚えがなく、さきほどまでよりも強くなった風に揺られる枝葉のかさかさと…

中学を卒業すると女になる義務＝女役（にょえき）義務が発生する世界。 主人公ケイはクラスメイトに女の姿を見られるのが嫌で一時転校をする。 赤紙と赤い封筒、ディストピア社会で引き裂か…

一日一つ。掌編を更新していきます。 少し不思議なショートショート集です。 以下いくつかの話のあらすじ 『ヤドリメ』 　ある日、へそから芽が出ていることに気づく。その芽が自分に気…

超一分以内で読めます。

街灯の点滅する道がある。薄ら怖くてその道を通らない様にしていた。

涙を流すのがどんな時でしょうか。 感動する映画を見たとき。目の前で人がいなくなったとき。道に迷ったとき。 あなたが誰かを守りたいと思ったとき。

4/13 結末を少し改変しました。 4/19作品解説を追加。

Twitter新アカウントのフォロワーさん200人記念の作品です。200文字のショートショートになっております。

父が息子に技を受け継がせる。 優れた矢。それは無駄な苦しみを与えないが故に人の道に適った武器と言う。 しかし、戦そのものが人の道に外れているのではないか。 父と息子は満月の下、対…

とある警察署で、男は警官に取り調べを受けていた。男は罪を犯した後悔から酷く動揺している。そして徐々に語り出される真実とは？

半年前に発売された『コミュニホン』はコミュニケーションとヘッドホンを合わせた機械であり、人見知りのために開発された商品だった。 開発者の道畑源五郎も人見知りで、心の声を相手に伝え…

基本、定番、当たり前。 その魔法の言葉によって紡ぎ出される 同調圧力は私のちっぽけな自己を踏み潰すには いとも簡単なことであった。

先日職場に向かう時十字路を信号待ちしていると、左の道の少し先に白の軽ワゴン車が道のど真ん中に停まっていて、それを元に書いた台本になります。

一人称ばかり書いてきた作者が猫のポーンになり代わり、ひたすら猫神修行に励むだけの話。 ※ 三人称に慣れるという目標は一通り達成したのではないかということで、ひとまず完結としたい…

一分と少しで読める短編です。 ＊ちゃんと、ショートショートの”せくっす”を読んできましたか？

時の感じかたは、違う道を歩く人々にとっては、当然異なるのだ。

ほんの少し前まであった道がなくなっているのが渋谷だ。 Googleをもってしても、最新で最適の道を案内することはできない。 どこか何かへ向かって大急ぎの街だ。 そのせいでこちら…

　レースは何時も『2番目』だった母馬。 　母馬は、『1番目』・・・優勝馬の為に飛ばされる風船の話を、子馬にした。 　「ママ！ママが見る事が出来なかった、風船の洗礼を僕がか代わ…