「後から」を含む小説

フリーのシステムエンジニアとして働く長内は、ある日18歳の美しい娘、塔子と出会った。 夫婦となり、子供ができると妻は故郷である山奥の村に戻って出産したいと言い出した。 愛する妻…

「クラゲを盗みにいこう」高校生最後の夏。親友の気を引くためだけについた嘘。後に引けなくなって、下見に訪れた江ノ島水族館で、私は未来の私を名乗るお姉さんに出会う。

「貴女の住む世界は厄災に見舞われ10年後に滅亡します」 伝承管理機構と称する怪しげな組織、 その構成員らしき者、コデックスと名乗る本（？）から告げられた不吉な言葉。 そんな滅…

　ブリテン国。 　代々王族は忠信である十二人の円卓騎士と共に国を護ってきた。 　しかしとある王の時代、十三番目の名も無き英雄が君臨したことは驚くべきことで後にも先にも彼だけが十三…

　「私の人生は吸血鬼共を殺す為にある」 　吸血鬼を粛清する天命を与えられたリンカーネーション。その一人である彼女の異名はヒュブリス。亡き恩師の理想『吸血鬼が存在しない世界』を果た…

　稲森湊斗は、一日のほとんどをベッドの上で過ごしていた。暗い部屋の中ではいつも一人。時折、顔を合わせる人もたった一人だけ。後に知るまでは名前も知らず、自分の顔すらも見たことがなか…

稚沙と椋毘登の2人は、彼女の提案で、歌垣に参加するため海石榴市を訪れることとなった。 そしてその歌垣後、椋毘登が稚沙に、彼が以前から時々見ていた不思議な夢の話をする。 その夢…

十九世紀、ロンドン。とある暗殺組織で活動していた『黒兎』は、チートと呼べる程驚異的な身体能力を使ってあらゆる任務を忠実にこなしていた。まるで機械のように人を殺す少女は、『かつての…

　高校生の頃の憧れの人「月彦」と十年後、再会した京弥。 　月のように柔らかい雰囲気に再び惹かれていることを自覚した矢先、夜の繁華街で月彦を見かけた。声をかけると、なぜかホテルに誘…

全中ダーツ選手権三連覇を目前にした天才プレイヤー岡崎健二（おかざきけんじ）は大会中に失踪してしまう。その日以来一切表舞台に姿を現すことが無かった健二は高校に入学して平凡な学生生活…

《登場人物》 佐久間　凱叶（さくま　かいと） 永井　憂翔（ながい　ゆうと） 久遠　神士（くおん　かみじ） 林　風華（はやし　ふうか） 黒咲　冥（くろさき　めい） 《あらすジと結末…

主人公のニカルは幼い頃、神によって村を滅ぼされ、幼なじみを失い死んだ。……はずだった。 それから七年後。ニカルは人形劇をしながら旅を続けていた。目的は一つ。あの日村を滅ぼした神…

俺は屋上から飛び降りた。いつからか始まった、凄惨たるイジメの被害者だったから。 天国でゆっくり休もう。そう思って飛び降りたのだが── 気がつくと、雨降る森の中。 そう、俺…

女子高校生ともなれば校内・校外問わず誰かしらに恋してる生徒はいるもので、所謂恋バナというのが聞こえてきたり、休みにデートしてたりなんてするものだろう。 そんな話を喜んで（盗み）聞…

青年リュートは傭兵団「銀狼の群れ」のメンバーの一人だった。 傭兵団は人類を守る組織の一つで、基本荒くれ者の集まりだが、この傭兵団だけは仲間うちの絆意識で「家族」を形成し、時には小…

記憶にあるのは自分を見下ろす紅い眼の男と、母親の「出ていきなさい」という怒声。 幼いスイは故郷から遠く離れた西大陸の果てに、ドラゴンと共に墜落した。老夫婦に拾われたスイはひとり…

玻麗国宮廷書庫室。 宮城内で生み出された書類から資料、市井で流通する貴書珍本までもが集まる書庫室では、『書』に狂った趣味人書庫長・呈舜(ていしゅん)と彼の唯一の部下にしてお目付け…

溺愛→←心酔から抜け出したい主の選んだ一手とは――。 十二支の獣性を与えられし仙界の守護者、獣神将。その一将である狗候は、主、煌天君より蒼国に蔓延る邪妖の討伐を任じられる。 同じ…

　主人公の魔女兼弁護士の恵はある日、色々あってボロボロでホームレス状態だった子供の未成年者後見人になり身寄りもないその子を引き取った。 　そして、その子を巡り後々トラブルに巻き込…

【エトゥールの魔導師続編】 　大陸全土を襲った大災厄は、天から巨大な星が降ってくるという前代未聞の事態だったが、後の世に「エトゥールの魔導師」と称される一団とエトゥール王の賢明な…