「息」を含む小説

幾度も世界は滅んでいる。 幾度も世界は再生している。 誰の意思で世界は滅び、また息を吹き返すのか。 四つに分かれた大陸に数多の思惑は交差する。 行き着く先ーーそれは、過去であ…

母が、何処からか持って帰って来た炬燵板。その夜に見たものの正体は何か・・・ 世の中の隙間には、人の眼にとまることのない物が、息を詰めてそこにいる。

　緩やかに朽ちていく工場の廃墟、折れた鉄骨、赤錆、夏の喧騒。 　絵の具の鯨と啼きやまないヴァイオリンの弦。 「僕はここで絵を描いてるんだ。なんの意味もない絵を描いている」 　…

忍の二人の異世界話。己の死ぬ日が最終話。 さて、無事に現世へ戻れるのか…。 (続編別に有り→[異世界の二息の間]) 初めて書いた作品。 エブリスタでも掲載途中

霊能一族・一ノ瀬家から勘当された少年は、普通の高校生活を送るため、息を潜めて家と学校とバイト先とを行き来する。 けれど、幽霊を感知する能力が消えるわけではなく―― ちっとも怖くな…

詩をまとめたものです。

王国の端にある小さな村、ここで主人公は暮らしていた。 しかしある日狩り(遊び)に行った主人公が村に帰ると村は襲われていて、主人公は唯一生き残った人間だった。 この時に出会った最強…

俺の大好物は、母のからあげだった。 「おいしい」なんて言うと３日はからあげを作るもんだから、 ある日「もう作らないで！！」と、ゲームで負けた腹いせに八つ当たりした。 母は悲しそ…

　ある日、飼い犬のハンゾウが息を引き取るのを目撃した大日向明子（おおひなたあきこ）は、しかし、その死を実感できないでいた。 　そんな「実感の無さ」を抱えた明子と、彼女に触れ会う人…

息を吸う、吐く。 かんたんで、むずかしい、 生きづらい世界で息をするかれらの物語。

幼馴染が恋人を作ったことでどこか不安定になっている少年、環は学校で使われていない空き教室を通じて、人間関係を形作っていく。そんな、夏休みだというのにどこかアンバランスな、青い春。

『僕の私の都市伝説コンテスト参加作品』 この話は、確かな俺の実体験。そして、高時給に比べて、客入りの少ない田舎のコンビニのバイトをやめた理由でもある。たまに来店する固定客も、バ…

東京某所にある大学に通う一年生の訳有りオタクと、同大学に通う訳有り美女一年生。 お互い訳有りのキズナの持ち主同士で息ピッタリ？な感じで御送りする、ハイテンションで文は読みくく、謎…

「月芽」（つきめ）と呼ばれる大陸がある。そこには六つの国が存在し、時に結び、時に裏切り、お互いに牽制し合い永きに渡って争っていた。 武上の国　王族であり、騎馬隊の隊長でもある村…

私が息をできるのはこのひと時だけだった。 接近した月、沈む街。 夢か現か今夜も歩く。

第1,6,11,16,21,23.5,26話、エピローグ→ https://kakuyomu.jp/works/1177354054886285846 第3,8,13,18,2…

息が詰まるように暑い夏。 錆びれた商店街の駄菓子屋に行けば、彼女に会える。 僕等はそこでいつものようにラムネを飲みながら話すだけ。 ただそれだけだと思っていた。

初投稿です。 春、夏、がテーマの詩を書いてみました。最後、太宰治の女生徒から引用があります。