「見えない 短編」を含む小説

止まることのないプロジェクト、終わりの見えない残業。 デスマーチの続くＩＴの開発現場で、悲劇は起きた。 犠牲者は同じプロジェクトメンバーの向井さん。 僕は向井さんの遺したデータを…

恋愛って難しいですよね。 そんな感じのお話です。

家での逃げ場は自分の部屋で学校での逃げ場は図書室だった。 会社でも逃げる場所を探していた僕は、見つからない安息の地に焦りすら感じていた。 仕事帰りに立ち寄る神社の裏手、ふとし…

大正期の東京、書生として上京してきた境涼太郎には、この世の物ならぬ世界を見ることのできる目が備わっていた。彼の周りの人々と、その近辺で起こる不思議な出来事の物語。 百花譚→連作…

同級生たちが犬に影がないと騒いでいる。しかし、私にはしっかり影が見えていた。不思議だなあ。と思っていたら、急に靴紐が切れて、犬がバウ。と鳴いた。

よく見かけますよね、異世界召喚。 召喚された人って、チート持ちだったり、平凡に見えて他の人にはない才能があったり、必ず活躍しますよね。場合によってはハーレムとかできちゃったり、…

思春期なら誰だって考える。 「あの子の心を覗いてみたい！」 はてさて、どんな風に見えたりするんだろうか？ PIXIV内企画『一週間小説コンテスト』参加作品。お題は「花」。600…

　夏休み前、ハルヒ画伯の迷惑な魔法陣モドキが呼び起こした情報ナントカによる行方不明事件は古泉と長門の活躍で幕を下ろした……ように見えたんだがあのヘタクソ魔法陣を見ちまった奴があと…

茨城から東京の大学へ進学している綾（アヤ）は、日常生活で標準語を使っている。かわいくない方言を使わないようにしていたが、ある日大学で同じゼミ生の亮（リョウ）とぶつかってしまい、思…

ある梅雨の日。 未来がみえるというクラスメイトとであった。 短編です。 小説家になろうにも掲載中

気が付くと、世界には自分一人だけになっていた。 人も動物も虫も、生きているすべてのものがいなくなっていた。 『僕』の見ている世界は、どうなってしまったのか？ 本当に誰もいないの…

シロエの自室で、アカツキ、にゃん太、直継はのんびりと休憩していた。シロエは羊皮紙との睨めっこを終えてアカツキの隣に腰を下ろす。直継にお前らお似合いだとからかわれ、アカツキは慌てて…

《‐人物紹介‐》 ◆神木　優（かみき　ゆう） ・本作の主人公。17歳。 ・東雲葵の葬式に参列中幽霊となった葵に憑かれてしまう。以降、葵のお願いを聞くはめになる。 ・自分の好きな…

娘のために、怯える母。

某カルト教団で二世会員として子供時代を過ごした拓郎だったが、現在は会から脱退し一般の社会に馴染みながら平凡な日々を送っているように見えた。しかし、彼の心の片隅には常にある存在があ…

【井の頭線】 　京王電鉄が運営する渋谷駅と吉祥寺駅間を結ぶ鉄道路線。十三キロメートル足らずの路線間で接続する路線こそ多いが、実際にレールがつながっているものはなく、孤立した路線と…

僕は、ちょっとした気まぐれで、それをお金で買ってしまう。 一緒にいたことで、心には見えない棘が刺さる。 成人男性に贈る。棘の話。

私の家には不思議な同居人がいる。 物心ついた時にはすでにいて、一緒に暮らしている。昼間は働きに出て、夜には帰ってくる。その不思議な同居人を私たちは変だとは思っていなかった。 …

テレビディレクターの吉井は、元人気子役のリクを紹介される。 ちょうど二十歳になるリクは、中性的な美貌の持ち主で、少年にしか見えない。 ともすれば少年ではなく、少女にも見えるリクと…

一通の相談のメール。 それは「背中にあるはずのない翼が痛い」といった内容だった。 そのメールを読んだことを切っ掛けに、同じ痛みを抱える子どもたちが多いことに私は気づいた。