彼はただの同居人【短編】

作者 和瀬きの

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★★★ Excellent!!!


……正直にいうと、レビューを書くことをすごく迷いました。
でも……そうですね、こうしてこちらの小説に出逢えたのも何かの縁かもしれないので……
ただ一つ、願うならば……小説であることを祈って。





和瀬きのさんが、わたしと同じでないことを祈って。



小説とは環境が違う。状況が違う。
でも、似たようなことは現実に起こっています。

…………これは、このことは現実に経験した者でないとわからないと思います。

「彼が嫌い。彼が憎い。彼が怖い。彼を殺したい。彼のために人生めちゃくちゃにされるのは嫌だ。彼のせいで自分が壊れてしまいそうだ」

こう思えるのは、まだ壊れていない証拠です。まだ、救いがあります。
これ以上になると、感情を、心を消すしかありません。自分に執着がなくなり、親が物以下になります。
でも、それが正しいことかどうかはわかりません。幸せなことなのかも。


……どうか、この小説に共感する人がいないように。
気持ちがわかる人がいないように。

おすすめのレビューになっていなくて、ごめんなさい。

Good!

私としてはずるい気もしましたが、レビューを見ると賛否両論の様子。
物議を醸すラストであることは疑いようもありません。
<※以下、軽微なネタバレ>



















うーん、叙述としてはアンフェアに属するのは間違いないんだけれど、セオリーを守るだけがネット小説ではないわけだし、何とも判断つきかねます。
読む人それぞれ抱く所感が異なりそうで、三千文字でここまで考えさせられたのは、良い意味でも悪い意味でも初めてかもしれません。

★★★ Excellent!!!

事実は小説より奇なり、という表現がありますが、
本作はフィクションなのかノンフィクションなのか
読んでいてわからなくなる怖さがあります。

本作で語られている内容は、
この日本国のどこかで間違いなく実際に発生しているであろう
「ノンフィクション」な事案。

それだけに、本作のリアルな描写に、
終始ゾクゾクさせられることでしょう。