「破片」を含む小説

物語とは、世を映す鏡のようなものである。これは、その破片。物語というには短く、しかし思いついてしまったものの集まり。どうぞよしなに。

はやぶさが持ち帰った小惑星のサンプルには地球生物の始まりとも関係する有機物、DNAの破片が含まれていた。分析研究を行う研究員の響と、ウェルナー症候群で遺伝子疾患をもつ薫が、小惑星…

神により青の隕石が地球に降り注ぎその細かな破片が空気中に舞い散る。 その破片を吸い込んだ者は異形になり人々を襲う。 逆に異能の力が目覚めた人は異形と戦い生き続けるのだった。 そん…

久々に載せます！ 一話完結です。 割れたものを元通りにするのはほぼ不可能です、それでも何度も直そうとまた１つと破片を集める……。 元通りにすれば何か見つかると思っているから……

フレーズ評価okです。 よろしくお願いします。 企画用作品です。 https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054887207130 続編…

空を飛びたいと願うのは、もう二度と飛ぶことの出来ない人だけよ。 だって、自由のさなかにいる人は今さら空を見上げないし、羽ばたきたいとも思わないもの。 あれはマコちゃんであって、…

　出会いは偶然や奇跡で語られ、別れは必然のように語られる……。そうなのだとしたら人はなぜ、誰かと出会うのだろう。過ぎ去った時間に手をのばそうとしても決して届かない。不可能性の最も…

【なろうに掲載しています】2年間温めてきた掌編小説。 数年間焦がれ続けて叶わなかった、この想いや時間は無駄になるのか、ならないのか。 透明水彩で淡く淡く色付けした抽象画のようなイ…

欠落は欠けらではない。それらは繋ぐと道が成り、それらで繋ぐモノがある。 成って変わって捻くれて、短く小さい夢の中。 歪んだ視界に映るのは、悲劇だけとは限らない。澄んだ世界に縋るの…

一時の夢に魅せられても、現実は何も変わらない。 それでも破片の様なプライドが、断片のような思い出が 人を支える時もある。 ここは彼方にはなく、どこかにある名も無きバー。 もし…

　カレットとは、再生利用される前に一度砕かれたガラス片のこと。それ自身に意味を置くかどうかは、ご覧になった方の意識に依存します。小さいですが、カラフルできらきら輝く破片をあなたに…

詩、と言いつつも詩ではなく、そもそも詩など書いたこともなく。 おそらくはスケッチ、破片。砕かれたひとかけらのイメージ。 そういうものを、すこしずつ公開して行きます。 現実と非現実…

　中学三年の海野晶は優等生の美少女。あるきっかけで不良少女たちからリンチを受けてしまう。両親が海外へ転勤になり、晶を置いて行ってしまったことでやけになり、晶は不良少女たちに復讐を…

運命を楽しく書いた作品です(⋈◍＞◡＜◍)。✧♡ （私は死ぬの！？） 少女は空を落下している。 数分前。 「わあ！　すごい！　きれい！」 学校の行事で東京スカイツリーを見学しに来…

　医療と工学技術が発達した世の中。 　想いや記憶の削除（Delete)が合法化され、人の介入が許可されるようになった。 　削除（Delete)が、治療（ケア）として用いられて…

この世のあらゆる出来事は、何かが因となり縁となって結実している。そうして生まれた果もまた、何かの因であり縁。それだけで成り立つ因や縁や果は存在しない。 あのとき、このとき、彼らは…

　普通に暮らしている中で、不意に落ちてくる、こことは違う世界のカケラ。 　頭の中でぐるぐると渦巻く破片が、どうすればひとつの世界の形になるのか。 　その過程を、できる限りアウト…

祖父から受け継いだ遺産を確認しに訪れた日、僕は「地球の弾け飛んだ日」を体験する事になった。 地球の欠片に一人残された僕は星の創生と言う名のリアル箱庭ゲームのプレイヤーとなり、現実…