「携帯電話」を含む小説

　ある日、突如として夜桜見物の会場で花見客が消失する事件が発生し、非番だった怪異犯罪取締局捜査官の水卜陽菜(みうらひな)は、相棒の特別捜査官の三田村(みたむら)ユウリと共に緊急出…

2024年、日本人の全携帯電話に謎のVRMMOソフトが登場。 ソフトは「墜落世界」(Fallen World)という異世界ゲーム。 ある日、このVRMMOというソフトが自動で開か…

俺は久しぶりに君を家に招いた。 今日は焼き鳥を食べながらお酒を飲み、映画を見よう。君とゆっくりしよう。 その焼き鳥は俺が作ったんだよ。 うふふ。

　東京生まれの馬場美波の心は忙しすぎる毎日に摩耗していた。疲れ切った彼女はリフレッシュ休暇を取り、自分が学生時代に憧れた写真の舞台となった田舎・穴辻村に旅行することに決めた。しか…

別状、あり　　　　　　　　　　　　　　　　　　　尾花松五作 二〇一五年七月十五日。東京―鳥取間を走るワイナリー・ツアーバスが山梨県勝沼付近の中央高速道路から防音壁を突き破って転…

　ときは一九九〇年代。まだ携帯電話の類はほとんど普及していなかった頃のこと。 　中学生のアキは誕生日を迎えて、十三歳になった。アキの父親は再婚で、だからアキと母との間に血のつなが…

日記と言うにはアレだし、まして小説でもなし。短いエッセイです。皆様は、「なぜ」公共交通機関などで、携帯電話による通話が「お控え下さい」と言われているか、考えたことはありますか？

人に心を開かない主人公シンタがたまたま見つけた携帯電話の掲示板『さみしんぼ倶楽部』その掲示板には、人と群れることが出来ない若者たちが 集まっていた。そんな若者たちと主人公シンタが…

携帯電話のメモの中に2018年10月24日の日付のとても短い作品があった。 今よりもっとひどく未来に怯え、様々なことに苦しみながら生活していた時に書いたもの。 携帯電話の容…

会いたくて涙が出るほどの、恋をしていた。 「久しぶり」 クリスマスが過ぎ、新しい年の始まりが差し迫った年末。 ずっと避けていた故郷を、久々に訪れたその時。 イルミネ…

大好きな礼ちゃんを掴まえた。 この腕にギュッと。壊れないようにそっと。 世界に二人きりじゃないから巻き込まれていく流れがあるね。 だけど得られる光もあるよ。 あれから三年。 …

絵莉の持った初めての携帯電話は淡いピンク。子どもの頃、眠りにつく前、折りたたみ式の携帯電話を開くひとときは、絵莉にとって一日で一番幸せな時間だった。時が経ち、それはスマートフォン…

恋愛なんて興味なし。 の、はずだったのに。 気づけばあの子を目で追って。 話したい。傍にいたい。独占したい。 でも、どうしたらいい？ だって「好き」なだけじゃ何もかも上手くはい…

陰キャな高校生、酒井理人。彼は毎日毎晩、参加型のゲーム実況の生配信に「カイリ」という名前で参加している。最近になって人気が出て来たそれのお陰で、SNSのフォロワーも増えた。 ある…

夏の終わり、生まれ故郷の海岸で・・・ 僕は、釣竿と携帯電話、そして煙草とライターだけを持って、波と遊ぶ・・・

いつか、それは良い色合いになり・・・、いつか、それは笑って話せる日が来る・・・。 いつか・・・。 まだ携帯電話も無かった、昭和～平成のお話・・・。 ちょっと真面目な、青春小説。

スマホ中毒の主人公が、自作のファイル転送アプリのバグで主人公自身が空間転送されてしまう。 転送された先で超常的な存在から願いを問われるが、主人公が望んだのは、もちろん「スマートフ…

バンドをやろう、唐突に言い出した奈々の一言であたしたち5人はあの夏、バンドを組んだ。 ダンスチームを作ろう、そう言った奈々の一言であたしたち5人はあの夏、踊った。 そして、こ…

未明に火事が発生した。沖田正信は、早朝、携帯電話の着信音で眠りを邪魔される。電話を掛けてきたのは兄・正信が住む近所の唐沢健司からだった。健司とは兄と共に交友があった。健司からの知…