「宗教ファンタジー」を含む小説

僧侶ガンジュと伊達男ブラッソは砂漠を突き進む。一方は復讐を遂げるために、一方は復讐を遂げるまでを見届けるために。

　国で長く信仰されてきた「ルクス教」と、国王が新たに布教を始めた「ユス教」。 　互いによく思っていなかった両者だが、ある夜一人のルクス教徒の女性が三人のユス教徒の男性に殺されてし…

幼い頃からアノイの自然の神々と異民族の母が信仰する女神プレーナの間で「神さまって何？」と疑問を募らせていたヒラク。 やがて五歳の頃、母はアノイの地を去り、山の向こうの神の国、プレ…

世界に終わりが訪れる。 終末を告げる天使の降臨。 魔王の復活。 勇者。 崩れゆく王城。 そして……。 さあ、世界終焉の刻！

幼くして異世界に消えた主人公、帰ってきたがそこは日本、家なし・金なし・免許なし・職歴なし・常識なし・そもそも未成年、無い無い尽くしでどう生きる？ 【※初投稿です、2022年…

『ミラスマ教』を信仰し、僧正陛下により護られた宗教国家。 そこで正に今、一人の青年が処刑されようとしていた。 青年はギロチンの下で考える。どこで間違ったのかと。 あの幼き日の過ち…

イルミナス・アリーナコロシアムにて快進撃を続け、クラスマスターへの挑戦権に王手をかける雫。アリーナに姿を見せる度に歓声が沸き、コートヤードは雨衣咲雫一色に染まりつつあった。 しか…

　華奢でひ弱、心臓に病を持つユリシスは、聖女戴冠式で襲撃を受ける。両腕を失い、命尽きようとしたその時奇跡が起きる。それは人類の真理への第一歩でもあった。辛くも命を拾ったユリシスに…

かつて死は恐怖の対象であった。死の４と死の１３はその死に形を作った。恐れぬようにするために。しかしてその死は人によって歪められた。……やがて最後に死の６が生じたのだ。

どいつもこいつもクズクズクズ。俺様は神になる男だぞ。 　過剰な自意識を抱えた中学２年生、脳洗（のせ）傀儡（くぐつ）。将来の夢は人を操り神になることだが、学校では陰キャ扱いされ、…

これはどこの誰とも知れない男の日記帳である。 眼を患った老父の世話と、異様に広大な「家」の管理をしながら、単調に暮らす独りの男。彼が書き置いた、どこへも繋がらない閉鎖の記録。 …

　西暦2037年５月。北大西洋の中心に位置するグラン・エトルアリアス共和国は国際連盟からの脱退、及び核兵器禁止条約の署名を破棄するという一方的な通告を全世界に対して発表した。 　…

雲よりも高くそびえたつ階段都市クルケアン。最下層に住むセトは幼い頃から頂上を目指しては失敗していた。その様子を見守っていた都市の住民は、セトが上層に近づくほどに捻じれた歴史の真実…

そこでは、「空」こそが神と崇められ。 「青」は、神の象徴と尊ばれた。 しかし、少女にとっては〈血の箱〉こそが、少女の世界の全てであった。 これは箱の守り人と成った少女の、空っぽ…

　大学生であった黒野は、日本からの転生者を迎え入れて宗教や科学を学ぶ、魔法世界へと転生していた。自然科学を学ぶ「神官」である蟠桃（ばんとう）の元で過ごす彼は、ある日、蟠桃の主宰す…

これは「天蓋輪廻の聖誕曲」の外伝です。 本編では語られない日常パートとなります。 本編をお読みいただけるとより楽しめる構成になっております。 「天蓋輪廻の聖誕曲」本編はこちら…

国教を信仰しなかったという理由で家族が殺された。命からがら逃げ延びたレストは神を自称する者に出会う。 神は言った。 国教の女神は神界中から嫌われ、既に捕らえられた。だが未だに…

血の涙をを流す少女は聖母マリアの生まれ変わりか……？血の涙をきっかけに翻弄される少女。その行く末は幸せか、それとも──。 登場人物 ・ハル＝ブライトマン 　ハル。紳士的な雰囲気…

生贄として宿命づけられた少年アサヒ 何も知らない友人、愛すべき恋人、そして獲物として狙う影と悪魔 彼らのさまざまな人生や視点・世界観を通して「救い」とは何かを問う。 ※完結してい…

とある不登校少年が、久しぶりに学校へ向かうと、体中に痣を作る少女：小夜の姿を見つける。不登校少年には、彼女の体中にある痣が夜に見え、まるで世界から彼女の存在が欠けているように思え…