「ホラーじゃない 円城塔賞」を含む小説

【KAC2023「筋肉」参加作】 必要以上に筋肉をつけすぎるのはやめておいた方がいい、かもしれない。 ――俺にはもはや、そうやって誰かに忠告する手段もないのだけれど。

※読めない漢字は最後に調べてください。

　多くの人類を死に追いやった謎のウィルス。 　残った人類を救うため、新たな星で、実験動物を育てた。 　感染させたその星の実験動物の中から、耐性を持つ者が生まれる事を期待したのだ。…

お金を出せば誰でも推しの子供を産める未来で、普通にお金を払って推しの子供を産むことにした女の子の話です。

前・後篇で完結。（熱いコメントありがとうございます！） SFホラー。その音は天狗の羽団扇が立てる風の音。それを背後に聴いた者は、二度と戻れないそうだ。 ★続編あり https:…

この世には、伝説の『つきのいし』というものがあるらしい。ただ、誰もその存在を確認したことがなく、その詳細は未だ謎である。ただ一つ分かっていることは、その伝説の『つきのいし』は道端…

短篇。顔にできた傷の向こうに、どこかの誰かの姿が映りこむようになったら……

「実は、薔薇のお花を貰ってるの、私」 　最近再会した学生時代の友人である美子。彼女の元には、毎年春になると差出人不明で薔薇の花が贈られてくるらしい。 　バイセクシャルで、恋愛に…

コンテスト用の短編。 青春＆ホラー……なのかなぁ？

この物語はフィクションです。 実在の企業、施設等とは一切関係ございません。 また、本文中に小動物や虫の描写がございます。 設備業者の「俺」は、なじみの宿泊施設から貯水槽の年次点…

私たちはただ大学のサークルの合宿に来ていただけ。 みんな、楽しみにしていた。 それなのに。 異常なできごとが、次から次へと起こった。 次々に、みんな死ぬ。あっけなく、死んでいく…

<KAC2021参加作 お題:直観> 狂気と称された画家がいた。名は瀧方沢雲。 私はある望みを持って、彼の遺作「祝福」の前に立っている。

国会で『インフルエンサー排除法』が成立した。 そして若いサラリーマン層に絶大な人気を誇るインフルエンサー・頭フサフサ陽之介は、まだその事実を知らない。 ※インフルエンサーさん…

私には、年頃の娘がいる。かわいくて仕方がない。 その娘が今日、初めて家に「おつきあいしている男」を連れてくる。 娘の幸せはもちろん、私にとっての最優先事項だ。 しかし気に入らない…

ある日一人になってしまった主人公は、今日も目を覚ましてはモーニングルーティンに入ります。

KAC20204「拡散する種」から着想を得た短編です。 宇宙流刑された男が「宇宙タンポポ」という謎の植物(？)に出会う話。

毎日いなされるかわいい殺意のおはなし

事故で視力を失った私に『セイレーン』という音声人工知能デバイスが渡された。 それは私と私の環境を大きく変えてしまった。

彼女は今も20tほどの質量になって生き続けているそうです

余は思ふ。生れ落ちたとき既に、余は此の屋敷に居たのだと。 遊園地。拝金原理主義のオーナーにより閉鎖が定められた恐怖の館。落胆する怪物製造人と時代遅れのしもべたち。閉鎖後のホラーパ…