「あやかし カクヨムオンリー」を含む小説

　ある日、普通の高校に通う普通の高校1年男子、サッカー部所属の息長心詞（おきながみこと）の隣の席に超絶美少女が転校してくる。美しいが常に淡々と上から目線の転校生、鳳ひびきから転校…

憧れの仕事で挫折をし、逃げるように実家に帰ってきた葵佐和子。ある日バスで偶然出会った老婦人に、「五十代、実家暮らしの物書き、結婚歴なし」だという彼女の息子との見合いを強引に約束さ…

穏やかな日常、変わらぬ風景。 そんな世界の裏側では、人々に害をもたらす奇怪なる怪奇な存在「魔怪」とそんな魔怪と戦うことのできる力を持った人間「破怪師」が日夜戦いを繰り広げていた…

文明開化の風が吹いて早三十三年。 時代は西洋の文化を受け入れ移り行く。 しかしそんな変化を疎み、日のもとの国に固執する集団がいた。その者達は古くからこの国にある異能の力を使い、…

幼稚園に迎えに行った帰り道。４歳の息子が立ち止まった。 誰もいないはずの山を指さして「くろいメガネのおじちゃんがいる」と言う——。 KAC20248 お題『めがね』

拙作「黒の怪奇譚」 キャラクター「藤野涼子」 の短編物語になります！是非！！

この話の主人公は現代ファンタジーに良く居る感じの奴だ。 基本的に強くないし、何かしらの宿命を背負っているわけでもない。 だから気に入った

緑を渡った鳥は、赤を渡って帰りくる。古き友の先触れとして。

四時話集(よつのときわしゅう) 妖と人との出会いと別れを書いた短～中編集。すべて単品で読めますが長編小説「宮ノ守奇譚」と関連するお話になっています。 お品書き １、宮ノ守奇…

南の森にすむ彼に北の森にすむ友から便りが届く。

美冬（みふゆ）はある時期を何度も繰り返している。何度も死んでいく姉を、美冬はもう見たくないと思っていた。そして繰り返して何回目かに、お化け屋敷であるモノと出会うのだった。

「パッと咲いてパッと散りたい」 　そう告げた幼馴染の花蓮は突如この世から消えた。 　そして二年数か月後に別人の姿で遺体となって現れた。誰もがその子を花蓮という。でも僕はどう見て…

秋田県、男鹿半島にある赤神神社五社堂。 ここに祀られているのは神だけではない。 ２人の両親、そして３人の子供。 計５人の鬼が祀られていた―――

後悔しかありません。

「この世界には、『鬼』が居るのよ」 百目鬼葉月は幼い頃、毎日のように母親にそのように言われた事があるが、彼女自身徐々に成長するにつれて死んだ母親の言葉を忘れていった。 アルバイ…

私はずっと捨ててきた。 捨ててきたものが何であったのか、思い出せないほど、長く、そして、多くを。

数年前まで不審死が繰り返されていた村に赴任した阿久津巡査。ある夜の見回りで阿久津は、大慌てで何かから逃げる傷だらけの少女と出会った。 阿久津と同僚の土御門が話を聞いたところ、少女…

明治中期。 繁華街を外れた処、いまだ江戸後期の佇まいが残る一角。 ふるい長屋で、男と女は、暮らしている。 蓄えもない、部屋も狭い、冬は冷え、夏は蒸された。 すみよい暮らしではな…

古道春人は部屋の内見に訪れた。 その部屋は何故か、住んだ人が逃げ出すように出て行く不思議な部屋で……。

　「先代が飼っていた猫の面倒を見ること」 　それを条件に、猫飼融は遠縁の所有する家に住み込むことになった。 　「猫屋敷」と呼ばれる古い一軒家に住んでいたのは個性的な猫たち。『竜胆…