「異種」を含む小説

草昧の世、星はまだ若く、人は弱かった。 その時代その世界では、人間は自らの種を〈ゾブオン〉と呼び習わしていた。〈ゾブオン〉はその恐るべき繁殖力でもって、北の大陸の隅々にまで蔓延っ…

ある日心臓発作で死んでしまった私は、大の甘いものずきだったせいか砂糖の妖精に生まれ変わってしまった。 しかもイケメンパティシエの元で毎日スイーツをたくさん食べられることに。 前…

【R-15】北米のとある街に引っ越して来た男、ルイス・ヴィットー。表の顔は医者だが、実は最強の吸血鬼を親に持つ「使者」だった。 半吸血鬼としての生まれを疎みつつ…

　神である蓮は妻子ある身だ。何とも説明したいが、彼にはもう一人妻がいる。それは人間の女で、魂も宿っていない、仮の存在――オマケ。 　ある日、彼女の本棚の隙間から、神様名簿を見つ…

ある冬の日、突然異世界に転移してしまった三人の女子高生と一人の若い警察官 井出 浩一巡査。これまでの常識が全く通じない異世界で、彼は「駐在さん」として少女たちを守るため奔走するこ…

目を覚ますと巨人の世界にいた。そこでは声を出すことも身体を動かすこともできなかった。必死に巨人から逃げようとするが動かない身体ではどうすることもできない。そこで一人の女性巨人と会…

お祭りと聞いたので ※この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません

一話完結の短編集です。 各話に繋がりはありません。 気になるタイトルから、ご自由にどうぞ。 　 ※ご注意・今後の予定 　非人道的な行為に至るのが基本です。 　ハッピーエンドとは限…

家族のことも、誕生日も、自分の本名さえも覚えていない。 そんな少女を拾い、楓と名づけた泰明。 血のつながりこそないが、両者は仲の良い親子として共に暮らしてきた。 だが楓には、彼女…

僕がここで述べたいのはただ一つ。 俺は15歳だ。 僕は強くなりたかった。誰よりも上を目指したかった。だから僕は、嘘をついた。誰かが傷つく嘘でなければ、その嘘を笑う者もいる。 でも…

私は、三宝寺池に住むカエルである。ただのカエルではない。化け蛙だ。 最近になって公園の近くで工事が始まり、水に不純物が混じるようになったので、引っ越しを考えている。引っ越し先も綺…

異世界に転生した美容整形外科医、佐伯レンは困っていた。 転生したら何か能力が貰えるものだと思っていたが、蓋を開けてみれば何の能力もなかったのだ。 仕方なく、美容整形の仕事を継続す…

幽霊や妖怪が好きと言う少し特殊な性癖をもつためになかなか恋愛が成就しない主人公。 顔はそこまで悪くないはずなのに、幽霊や妖怪にはモテないことに悩んでいた。 そんなある日、主人…

秋月穂隆は妖と呼ばれる異種属について研究をしていた。人とは異なる種族の生態について‪──‬ そして、出逢う『妖』達と

悲しい運命をかかえた兄妹、二人を待ち受ける陰謀。それらと対峙し、その先に兄妹は何を見るのか。 第一章では兄妹二人を中心に、第二章では妹を中心に描かれるその未来で二人に起きることと…

かつて3つの種族による巨大な戦争が起こった。民族間の些細な対立が引き金となって始まった10年にもわたる戦いは大陸中を巻き込み多くの犠牲を産み出したが、そんな泥沼の戦争の果てに「バ…

突如として世界各国に発生した大地震。しかしそれは、これから来る災厄の始まりでしかなかった。地震が起きている最中、主人公鳴神　宗士郎とその家族を襲った未知の生物ーー『魔物』。そして…

　性格が悪い自覚はあった。だからこそ努めて人に優しく、波風立てずに生きてきたのに！ 　いつも心に罵詈雑言、優しい人間に憧れつつ地味に派遣事務として働いていた主人公は、優しく気の弱…

　なんか知らんけど…… 　俺はこの世界の神、この惑星の管理者らしい。 　その自覚は全く無い。その記憶すらも無い。 　日本人として生きた記憶しかない。 　なんか知らんけど…… …

母を殺された人喰いの少女が、別の人喰いに出会う話。