駐在さん走る!《異世界の治安は俺が守る》
ぶっちゃけマシン
第1話 プロローグ
「
「
「ピラフ! あ、違った。
三人の女子高生がそれぞれ
詠唱が終わると
「おおーい! そこの
井出の呼びかけに赤い
「なんだ? このチビ! たった一人で俺たち5人の相手しようってのかよ?」
井出の前に身長2mを
「
井出を取り囲んだ獣人どもが一斉に殴り掛かる。見れば土木作業用のスコップを手に殴り掛かるゴブリンも居た。
「ガッチン! ゴッキン! ボキッ!」
「ぐわあっ! 手が、手が痛てえ! 何だコイツ、岩みたいに
井出を狙ったパンチや蹴り、スコップが次々と命中するが彼にダメージを与えることは出来ない。逆にオークやゴブリン共は拳や足を痛めてしまったようだ。井出を殴りつけたスコップもポッキリと折れてしまっている。
「ほい。お前ら、全員まとめて
井出はそう言うとオークやゴブリン共の額に一発づつデコピンを
「災難でしたね、お嬢さん。あなたを保護致します。さあ、あちらの駐在所へどうぞ!」
井出は100m程後ろにある建物を指差した。三人の女子高生たちが猫耳娘の肩を
「さあて、まずはこいつらをぶち込んでしまうかな!」
井出は5人の獣人たちをひょいひょいと纏めて肩に担いで歩き始めた。2m以上あるオークを2人、その上ゴブリンを3人担いだその姿は現実離れし過ぎてユーモラスでもある。
「リーン! ゴーン! リーン! ゴーン!」
駐在所の方角から
「お! 丁度、お昼ですか。今日の昼ご飯は何かな~? 昼飯前に一仕事したからお
軽口を叩きながら、軽い足取りで駐在所に向かう井出。
この物語はある冬の日に三人の女子高生たちと共に「アルヴァノール」という異世界に飛ばされてきた
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