※22話を読んだ時点でのレヴューです
魔物だという事を隠していた泰明と楓の親子。
古代から存在する人間とそっくりの魔物。
その血は黒く、肉体の能力を極限まで上げることができる。
人間を支配しようとする魔物の過激派。
人間と共存の道をゆく共存派。
魔王を失い平衡する共存派と過激派の力関係と激化する闘争……。
共存派は平衡状態を崩す手段が過激派にあるらしい事を察知し秘密へ入り込んでいく。
話を通すごとに浮かび上がっていく楓の秘密 魔王の力の秘密
守られるだけでなく肩を並べたい、魔物同士の悲惨な戦いを終わらせたいと願う楓の奮闘は報われるのか、また楓と泰明の親子としての愛、それは偽りなのか否か……。
続きが気になります!
記憶を失くした少女、楓。
でも少女には頼りになる優しい父がいる。
淡々とした心地よい距離感の会話は、二人の信頼関係がしっかりと伺える。
しかし、少女は父の真実を知る。
父は人間ではなく、魔物だった。
この世は人間と魔物がおり、魔物には共存派と、過激派がいる。
お互いが、お互いを分かり合うことは難しい。
この世界は、どこまでも平行線だった。
しかし少女は父と戦うことを決意する。
少女が失くした記憶は何なのか、魔物達から少女が狙われている理由とは……!?
グオティラス様ならではの表現力、読みやすさ、強いメッセージ性、どれをとっても、「さすが!」の一言に尽きる作品です!