「ひとり」を含む小説

コーチの急死により、メンタルが折れてしまったフィギュアスケーター氷魚舞は、その年のグランプリシリーズ最下位という結果に終わる。進退を決めかねていた時、かつて憧れていた選手に出会い…

KAC第四回参加作品。お題「ささくれ」 ハヨンは雷を操る能力者だ。能力者はこの世の中に生きてはならない。人間に見つかればすぐに殺される世界の中で、彼女は家族を失い、ひとりぼっち…

それはひとりの少年の悲痛な叫びから始まった。 小さな火種はやがて周囲を巻き込んで、止められない時代のうねりと共にすべてを焼き尽くした（冗談です KAC2024お題よっつめ「さ…

ボクはポチ。ご主人様とふたり暮らし。 最近ご主人様が家に帰ってこないことが多いんだ。 どうしちゃったのかな？　ボクがキライになっちゃったのかな？ 今夜も暗い部屋の中でボクひとり。…

US《ユニークスキル》。 ひとりにつきひとつだけ持つことのできる、バトルに大きな影響を与えるスキル。 そんなUSでハズレを引いてしまった少年・ランと、大ハズレ中の大ハズレを引いた…

アラフォー女子ワーママ美和ちゃんの独り言と、ほのぼのな日常を描いた短編集。

キャッチコピー関係ないですね。 いや、先日やっと念願のベッドを購入できました。 そのいきさつを語ってみましょう。 ベッド、毎日布団たたまなくていいので楽です♪

16歳の少女マリアは、ささくれだった手が傷つくのも構わずに、泣きながら一心不乱に桜の樹の下を掘り起こそうとする。 彼女は小学校の卒業時に、大切な人と一緒に桜の樹の下にタイムカプセ…

世界“ヴァスドル”は、ひとりの王と、各国を守護する聖者を中心に、魔法使いと人間の2種族で成り立っていた。近々王の任期が終了するため、新たな王を予言することになった。 その予言の…

　魔女は世界にひとりしか存在しない。 　レディ・ローズこと魔女ローズ・フロールマンは世界各地をめぐるさすらいの旅人だが、各地で名前が通っていて、名誉な地位を持ち、貴族たちから依…

母ひとり、子ひとりの暮らし。俺が作る味噌汁はいつも不味かった……。

ある正月の暮れ方のことである。 ひとりの若者が、道ばたで人混みを見つめていた。 見つめていたからには、そこにはそれなりの人通りがあるはずである。 ところが、若者は独りであった。 …

きれいな箱が好きだった。 心惹かれたきれいな箱を収集する癖を持っていた「私」は、ふと目を覚ましたとある夜、喧々諤々とどれが一番美しいかを口論し合う箱たちの姿を目撃してしまう。 …

2046年初夏、東京と電脳を駆けて闇組織と戦う。 なろうにも同じのがあります。 https://ncode.syosetu.com/n2321io/

小国シリンドルは、かつての混乱を乗り越え、少年王ハルディール統治の下で平穏そのものの日々を送っていた。 そこにやってきたのはひと組の兄妹と、〈シリンディンの白鷲〉――シリンドルが…

KAC2024　第３回め　お題『箱』 主役のはずの天童くんが出ない。 １話につき、ひとり、コードネームを持つ敵方を出す連作を、おぼろげに思いついて……、なぜか、今回、三人組。

駅のホームから女性がひとり転落し亡くなった。その近くには、元カレである男が立っていたが、彼は一切彼女には触れていない。しかし、遺族は彼が原因だと嘆くだろう。なぜなら、彼の手にはひ…

地磁場現象。それは異界の怪物が出現する異常災害であった。 人々は身を隠し、街は怪物に破壊されるままとなる。 そんな中でも高校生の小形剛は違っていた。 彼には内に宿した鬼子姫神とい…

　誰もが持ち歩く小さな箱。 　バッグチャームやベルトチェーンに付けて、見える場所に吊るしている人が多い。 　いや、鞄やポケットに入れるのは、抵抗がある人も多いと言った方が良いだろ…

「念のため確認だけど。アレは佐伯さんの彼氏？」 「そうじゃなくなったという現実を、なんと今知ったばかりです」 「じゃあ、俺と付き合ってください」 「……はい？」 そんなふたり…