タイトルとぴたり響き合う各章・全頁🔖
幾つもの秘密をそっと潜めて組み上げて鮮やかに明かして著して下さった作品は充実充足大満足な読了感。
頁捲るたびに、すきだなあと思う言葉に出会って、心にすとんと響いて、各章ごとに、あの場面?!って跳んでみたり、立ち止まって眺めてあれこれ思って潜る感覚は、とても特別な時間だったし、みんながお互いに寄せる気持ちの温度が優しくて柔らかくてふわりとしていた次の瞬間、ぐらり揺さぶられて、膨大な熱量迫ってきて圧巻圧倒で涙が止まらなかったり。
熱情弾けてぶつかって浮かぶ場面の鮮やかさとか柔らかな描写に愛おしさ溢れて、心の中でだいすきっ!!!って何度叫んだかわかりません!!!
ゼロ地点にぐっと集約で熱情跳ねっ返る笹井さま作品の醍醐味、存分に味わい尽くした心地で、夢中になれたとてもとてもしあわせな時間でした。
まだまだ余韻が深くて、スキが募ってどうしてよいかわからないけれど、とにもかくにも、とびきりチャーミングで素晴らしい作品に出会えた幸運に只管に感謝です!!!
本当にありがとうございました🎈
みんなが最高に愛おしくてだいすきです!
また、読みに来ます!!!
(新単位:古澤🏅優勝!!!)
幼なじみのひな子はピンクのプリンセスで、私はブルーのヒーローだった。
クールに見せて中身は熱く、必ず最後のトドメをレッドに譲る。「ここはオレにまかせて先に行け」担当。
そのブルーに不満は無かった。だけど――。
結衣は、彼氏と幼なじみのひな子が手を繋いでいるところを見てしまう。
恋が終わったとたん、現れたのは、女嫌いで有名なイケメン古澤悠。
怒涛の展開に驚くも、徐々に結衣は悠に惹かれていく。
ブルー一色のヒーローから、スカートを履いてデートする結衣。
だが、彼の友人から、彼が自分を知ったきっかけは、自分が「ブルーのヒーロー」だったと知り…。
自分らしさとは何なのか。普通とは何なのか。
免罪符にされる好意や他人の思い込みに振り回されながらも、真っ直ぐに向き合う二人。
どしゃぶりの日があったとしても、
その恋は雨の滴のように透明で、きっとこれから、何色にもなるのだろう。
【全章読了しての追加レビューです】
一章ごとに主人公がいれかわる、アオハルオムニバス。
恋が『降ってきた』一章
恋を静かに『積もらせた』二章
恋に『落とし、落とされた』三章
三組の男女、それぞれが過去なかなかに深い傷を負っています。コンプレックスだったりトラウマだったり後悔だったり。
未解決のまま封をしてきたのは自分の心を守るため。でもほんとうに大切な人ができたとき、未解決のそれらがべりべりと封をやぶって今を邪魔してきます。
こじらせているし、熟成されちゃってるし、ひと筋縄ではゆきません。
それでも、たすけてくれる友だちがいて、見守ってくれる年長者がいて、彼らは真に望むものに手を伸ばすべく、勇気をふりしぼって立ちあがるのです。
愛しくて切なくて、だけどとびっきりたくましい彼らの奮闘をぜひ見届けてください。
三組三様、推しカップルがきっとみつかります。
【一章読了レビュー】
ヒーローであろうとした女の子と、普通であることを切望していた男の子。
二人が出会ったとき、世紀のアオハルが幕を開ける!
いや実際は、出会ってからはだいぶ経過してるし、その『だいぶ』の間にもそれぞれに色々こじらせてるんですけども。
溺愛? イケメン? んな、若者がきゃっきゃしてるだけの甘酸っぱい青春ものなんてお呼びじゃねえんだよ。けっ。という方にこそ読んでいただきたい。
こちら現在はコンテストにあわせていったん完結となっておりますが、将来的には三章仕立てのオムニバス作品になるようですので、まずはフォローを! フォローをしておきましょう! 話はそれからです。
クリスマスイブに完結しました一章は、人の期待にこたえようとする自分と、こたえたくない自分に引き裂かれてしまった少女と、素晴らしき美顔であるがために居場所をなくし、世界から色を失っていた少年が主人公です。
キレイごとではすまない青春の傷を、食べやすいようにお砂糖でくるんで深く届けてくれる。
主人公の二人はもちろん、彼らを支えたり応援したり邪魔したりする人々も、みんなが生きた『痛み』を抱えている物語です。ぜひ、ご賞味あれ!
あなたは今高校生ですか? それとも高校時代なんてもう遠い過去のことですか?
私は過去の方です。高校時代の思い出と言えば、強風に煽られながらトラックと田んぼ道を自転車で並走した記憶しかありません。嘘です。雨が降ると教室に入り込む風が非常に磯臭かった記憶もあります。
つまりそういうことです。私の高校生活、磯臭さはあれど甘酸っぱさはなかった。
強風とトラックには煽られても、彼女溺愛イケメン男子や癖強可憐女子にはすれ違うこともなかった。
それが!今!ここにはあるんですよ!!
制服着てたのなんて今は昔、「この年で制服ディズニーしたらコスプレだねぇ」ときゃっきゃしていた大学時代。そんなことすらもう遠い過去。
そんな私に、激甘お砂糖をぶちまけてくるお話がこちらです。
私もこんな高校生活送ってみたかった。このレベルのイケメンとか可愛い子はいなくてもいいから、恋だのなんだのに一喜一憂してみたかった。
こんなやさぐれ感強めの私でも楽しめるのは、甘いだけでなく作者様の言葉選びが程よく甘さを緩和してくれるから。
まあその辺の素晴らしさは他の方のレビューを見てください。こっち見てもただやさぐれた人間の人生しか分かりません。
しかし!私はそれでもお伝えしたい!
このお話はとてもお得だぞ、と!
ヒロイン溺愛男子を楽しむも良し、そんな男子に翻弄されるヒロインを愛でるも良し。
それから二人を至近距離で見つめる担当、彼らの邪魔をする人間を処したい担当などなど、まだまだたくさんキャラがいます。
そう、どんな立場が好みでもきっと楽しめる!
読み手がやさぐれてようが、清々しい潮風を磯臭いとしか思えない感性だろうがきっと大丈夫。いろんな楽しみ方、取り揃えてます!だから安心してどうぞいらっしゃい!悶えるぞ!!
というやかましい心が洗われるようなお話です。
死ぬかと思いました。
『キュン過多』で死ぬかと思いました。
動悸、息切れ、血圧上昇、顔のほてり、なぜ私にはこんなアオハルがなかったのだという焦燥感。それらが一気に襲い掛かってくるのです。お、やんのか?
こちらも何とか負けるものかと応戦しましたが、駄目でした。私の決死のパンチも全部かわされてカウンターで特上のアオハルを叩きこまれました。ねぇこれなんのレビュー?
とにもかくにも、これだけの『キュン』を大量に浴びたら『キュン過多』で脳波や血圧に異常値が出ます。カンカンと脳が警報を鳴らしてきます。
『もうやめろ!アラフォーのおばさんには毒だ!』
そんな声も聞こえてきます(幻聴)。
ですが、読むのを止められないのです。
だってあなた、振られた直後に学校一のとんでもねぇイケメン君から告白されちゃうんですよ。マイナスからのスタートでこんな逆転ホームランある?何?打ったの大谷君だった?
もうね、いっそ罰ゲームの類を疑うところですよ。私なら。何、ドッキリの企画?てってれー、ってそこの角から雑なプラカード持ったクラスメイト出て来る感じ?って最後まで警戒しますよ!
ところが、ガチ!
もうガッチガチのガチ!
そのイケメン君、古澤君っていうんですけど、もうガチで結衣ちゃんラブなの。この二人のやりとりがまぁ初々しいこと初々しいこと。こんな二人、うっかり通学路で遭遇したら私確実にあとつけるからね?!
キュン死するわ、犯罪者になりかけるわ、大変罪深いお話です。
えっ、大丈夫かな。
私応援レビュー書いてるつもりなんだけど、これもしかして逆効果だったりする?!いやもうこのレビューのせいでフォロワーさんが減ったらもう容赦なくこれは消していただいて。マジでマジで。
まぁちょっとふざけすぎましたけど、こちらの作者様、描写がね、もう最高にお上手で。言い回しとかね、ワードチョイスとかね、ほんと最高なんですよ。さてはお主、プロでござるな?って何度疑ったかわからないし、いまも疑ってるんですけど、ただのアオハル恋愛ものじゃないんですよね。結構ヘビーな話もあるはずなのに、肩ひじ張らずに読めちゃう。シリアスが苦手な人間には大変ありがたい。シリアスのつもりで書いていたらマジでごめんなさい。
特上の、極上のアオハルです。
ぜひ!
第一章読了後の2回目レビューを書かせてください。
もうもどかしいけれど分かるんです。
その不安さ分かります。
周りからイメージを決められてしまって、そうでないのにって言いたいのに言えなくて。
段々自信もなくなってくると、他人の「好き」にも自信がなくなってしまう。
それでも大事だよ、を伝えたい。
伝える勇気が欲しい。
伝える勇気をくれるんです。みんなが。相手が。
なんで愛しいんでしょう。
この子達を見習って、前を向いていきたい。
さあ二章は私の大好きな子の一人がまた話を展開するので今度は心臓破壊かもしれない!
第一回レビュー
語彙力がいい意味で読み手を殺します
いつもすごいと思うのですよ、この作者様のお話。
言葉の使い方、語彙が多いだけではなくその扱いまで含めた語彙力です。
今回のお話は学園青春恋愛ストーリー。それがこの方の手にかかると若い女の子たち独特のテンションの浮き沈みが実に見事に描かれていく。
心情描写が半端ではありません。
読んでいるとたまに吹き出しそうになるのですが、それもこの年頃にありそうな比喩表現だからこそ。
まだ途中ですがもっと広まってほしいので早期レビューです。
プロ作家でないのか信じられませんよ。
彼氏と幼馴染が、仲睦まじく歩いているのを目撃。
それが、結衣にとって交際終了の瞬間でした。もちろん、それまで彼氏からは別れ話的なものは一切ありません。
彼氏よ、いくら他の子に気持ちが移ったからって、それはあんまりでは。
そんな結衣に声をかけてきたのは、学年一のイケメン、悠。
しかも彼は、突然結衣に交際を持ちかけてきて……
現代を舞台とした高校生の恋愛ものである本作は、魔法や幽霊といった特殊な設定は一切登場しません。
そんな本作の魅力は何かというと、登場人物にあります。
突然交際を申し込んできた悠くんですが、イケメンモテ男という一方、結衣に関しては非常に一途。
ひとつひとつの言動から結衣のことがどれだけ好きか伝わってきます。
じゃあそんなイケメンがどうして結衣を好きなのかというと、話を読み進めていくうちに、こちらも非常に納得。
恋愛ものの作品をたくさん見ているうちに思ったのですが、こういうのって魅力があるのがどちらか一人だけだと、いまひとつになってしまうのですよね。むしろ、こんな素敵な子がどうしてこの子を好きになる、なんてことにもなってしまいます。
その点本作の二人は両方に魅力があって、どちらも応援したくなります。
あと、サブキャラもいい。特に結衣の友達である織音。彼女がいてくれてよかったと場面がいくつもありました。
友人たちに見守られながら、二人でしっかり恋を育んでいってほしいです。
付き合っていた彼氏と、幼馴染みの女の子に盗られる形で別れた結衣。
しかしそんな彼女に声をかけてきたのは、学年一のイケメン、悠くんでした。
この悠くん、大抵の女子とは距離を置いていて、最初はクールな印象を受けていたのですが……読み進めるうちに、それは大きな間違いだと気づきました。
悠くんはとにかく、結衣ちゃんの事が好きすぎるのです!
前の彼氏と付き合っていた時は、どこか無理をしていた結衣ちゃんですけど、悠くんは彼女の全てを受け入れてくれて、これでもかってくらい溺愛してくれます。
好きすぎて周りが見えなくなる事もある天然さんですけど、そこがいい!
愛されて、悪い気はしませんよね。
甘々ラブラブな青春物語を、堪能ください。
胸キュンすること、間違いなしです!