「短編 カクヨムコン」を含む小説

6月11日、母の親友だという金城さんから毎年電話がかかってくる。 金城さんは、母の元彼だ。そして、あずさの誕生日は9月11日。 少しずつ、自分に、家族に不安になっていくあずさ。…

「ウミガメのスープ？ カメって食えんの？」 放課後、部室にて突如始まる水平思考(ラテラルシンキング)を使った推理ゲーム。 どうやら質問から答えを導いていくゲームのようだ。 主人公…

僕は惑星間を往復する学芸員の宇宙船に乗ることにした。でも、宇宙の旅に期待していた心踊るようなできごとは何も起きない 2021/09/05　違法コピーサイト発見にともなう対応 …

　軌道上コロニー「オービット11」に宇宙移民が住み始めて数世代が経過した未来。住人である「わたし」は、ある破滅的な症状を主訴として友人の医師の診察を受けている。

縁というものが、そこにあるようで、ないようで、あるようで。 恋ではないけれど、恋のようで、恋じゃなく。 君は、たった一瞬だけ僕の人生を通り過ぎただけの人になるのか、それとも、手を…

　夕暮れの中で家路を急ぐ少女は、お化けの姿を目撃する。 　カクヨムコンの短編部門に参加中です。

「ぼく」は部屋の整理中、一枚の古い写真を見つける。よみがえる感情、淡く苦い記憶。それは、まるで接点などなかった「キミ」にまつわる、こじらせた青春の想い出。

約八十年前から起きた世界精霊化傾向によって、子供の他殺遺棄屍体が天を借りて泣き、長雨を降らせるようになった時代。 気象捜査官として研修生になったばかりの由利つかさは、雨に呼ばれて…

中学1年生の御調（みつぎ）は放課後にだけ同級生の未来と話をする。大好きな未来と放課後の時間どちらも大切で告白できないまま月日は流れていく。

小さい頃の冬休み。 お婆ちゃんたちの家に帰る度に遊んだ誰か。 誰だってあるそんな彼と、感動の再会で。 「お前雪女だろ！！」 「違いますぅぅう！！」 そんな叫びから始まる恋（？…

夏休みにボクが不思議な出来事にあっちゃうお話。

『冥土喫茶』のコーヒーを飲めば、誰でも冥土に行けますよ。ひよっとしたら死んでしまった大切な人に会えるかもしれません。貴方も一杯、いかがですか？

【カクヨムコン短編恋愛部門中間選考突破しました！】 コミュニケーション支援ツール、ファシリテーターのFacili®。 これはＡＩである彼女がめぐり合わせた、ある恋の物語。 カク…

　少女は仲の良い友人へ電話をかけた。 　受話器を取った友人に向けて、少女は言う。「わたし、メリーさん――」 　カクヨムコンの短編部門に参加中です。 　『燈台下語り』にも収録…

透明の耐熱カップの中で、ベトナムコーヒーが抽出されてゆく。 「コーヒーが落ちきるまでに、決めて」 遠距離恋愛中のほとんど会えない先輩か、近くで寄り添ってくれる今里くんか。 １杯の…

　遠距離恋愛中の「僕」は、彼女からもらったクリスマスカードのお礼をしようと、電話をかける。 　『七夕ですね。』「中秋の名月ね」に続く、風変わりなカップルの話です。 　カクヨムコ…

　私は彼と待ち合わせをして、公園へ向かう。 　月が昇る寒空の下、何気ない会話を交わし合う。 　ただ、私だけがこれが最後のデートだと分かっている。 　カクヨムコンの短編部門に参加…

　「俺」は、電気恐怖症で一人暮らししている弟へ、買い物を届けに来た。 　カクヨムコンの短編部門に参加中です。 　『日常キリトリ線』にも収録されています。

　とある会社の部長は、部下たちと一緒に自身の定年退職のパーティーに参加していた。しかし、いまいち乗り気にはなれない。 　こっそり抜け出した喫煙所に付いてきた部下に愚痴を零している…