概要
【御礼】カクヨムコン4短編小説部門中間選考突破!学芸員と僕の宇宙旅行
僕は惑星間を往復する学芸員の宇宙船に乗ることにした。でも、宇宙の旅に期待していた心踊るようなできごとは何も起きない
2021/09/05 違法コピーサイト発見にともなう対応
本作の無断転載を禁じます。Do not repost.谢绝转载。
本作の著作権は 相葉ミト https://kakuyomu.jp/users/aonekoumiha に帰属します。
私が『クーリエ』を投稿しているのは以下のURL
https://kakuyomu.jp/works/1177354054888248854
のみであり。これ以外のURLで本作品が投稿されている場合は違法コピーです。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!SFの世界観で描かれる中、これはちょっとした仕事の話かもしれないです。
AIを搭載した宇宙船に乗って、博物館資料を隣の惑星まで移動させるお仕事をする学芸員と、その船員として雇われたバイトの大学生の話です。
学芸員は変人扱いですが、物語の終盤ではきっと彼は変人なのではないのかもしれない……というか、確かに変人なのだけれども、きっと誰しもが考え付くであろうお仕事的な考えの持ち主なのだと思います。
ただここでユニークなのが、AIとの関わりです。
序盤「ははん、こりゃSF作家お得意の戦闘妖精……、もといAIとイチャコラする系なのか?」と思いつつ読み進めると、そうではなかったことに気づきました。浅はかな考えをしていた数分前の自分を殴り殺してロケットエンジンの固体燃…続きを読む - ★★★ Excellent!!!ミュージアム×SF=宇宙船と学芸員の関係にニヤリとする物語
>この人の感性と普通の人の感性が相互理解可能になる仕事こそが、学芸員だったのだ。
この一文、その説得力といったらもう!
にやにやとしてしまう作品でした。
ただ、きっとすべての人がそう受け取るわけではないことも承知しています。
この物語は、少なくとも現実の学芸員と仕事をしたことのある私にとって、このセリフほど「学芸員らしさ」を表現しているものはないと思えるものでした。
SF、しかもミュージアム学芸員が登場する作品。
私にとって理想がつまった作品と出会えた喜びに勝るものはありません。
淡々としている中にも密かな萌があります。
学芸員の告白に、それをきちんとキャッチする主人公。
名前は…続きを読む