「それだけ」を含む小説

　遠藤和樹と花山瑞樹は、シングルマザーの家庭で育った幼馴染同士。 　親同士が旧友であった縁で、お互いの親が忙しい時に一緒に過ごしたことで、 　家族のような、そうでないような、ちょ…

小学生の頃からひきこもっていた息子が出掛けた。 ただ、それだけの話。

【なんだかもう本当に滑稽だった。私には笑うほか何もなかった。だって、どう考えてもこんな駄目な男を切り捨てられない私が悪いのだから。よーちゃん以上に私が狂っている、これはただそれだ…

※コピペの際は、近況ノートhttps://kakuyomu.jp/users/s-m-sakana/news/16816452219632840738を利用ください。 初めての…

「あなたはいいひとだけれど、それだけなの」 周囲からは優しくていいやつだと評判の隆文は、自分が“いいひと”であろうとする意味を考え、この世の真理に辿り着いた。 しかし、気がつ…

普段大学に通っている18歳の緒方廉(おがたれん)は将来教師になるため日々勉強を頑張っていた。幼い頃に父親を交通事故で亡くして母親に何不自由ない生活をさせてもらっていた。再婚した父…

あるとき、ぼくらの世界は人の命が等価になった。 誰も死なず、傷ついても再生し、肉体は全盛期に保たれる。 病は無くなり、歴史にあったという事実が残るのみ。 その時のぼくはまだ子…

自分の中にあるもう一つの人格。生きていく中で生まれた体を共有する『もう一人』が超能力を持つ現代。超能力者はただの道具に過ぎなかった。

　彼女は私と一緒に始点からバスに乗っていて、いつも指定席みたいに運転席の後ろに座っている。制服が違うから他校の生徒だけど、何となく惹かれるものがあって、私は自然に彼女を見られる様…

共働き一人っ子のちょっびり引っ込み思案なぼくが、クールで泣き虫な叔父のサトちゃんを師匠に迎えて作り始めたお味噌汁。 出会いや別れ、子どもならではの様々な体験を経て成長しながら、あ…

ずっと一緒にいられたらいいのに。 ただそれだけの話

　魔法それは超常の力であり、奇跡を可能にする夢の力である。だが、その超常の力は全ての人々に備わることはなかった。全世界で10％。たったそれだけの人々にしか超常の力である魔法を扱え…

　結城和真は、就職して数年のアラサー研究者。 　ふと、最近連絡を取らなくなっていた、 　幼馴染の進藤由香子の近況が気になって、ラインで連絡をとることに。 「久しぶりに二人で飲ま…

現在、多忙により、一作品にかかりきりで、更新停止中。 よろしければこっちもどうぞ。 https://kakuyomu.jp/works/16816452218941105737 …

ゲーム部に遊びに来た美少女を勧誘するべく一緒に遊ぶ。 あんまりゲーム自体には詳しくなさそうだ。ここは先輩風吹かせちゃうか。 断じて、可愛いからってカッコつけようとしてるわけでは…

先輩はかわいい。 先輩は尊敬できる。 先輩はすごい。 なのでファンクラブを作って拝めることとした。 それだけの少しむかし話。

【KAC2021　７回目のお題「21回目」の応募作品です】 最近のぼくの日課は、お風呂に入る前に腹筋をすること。 毎日続けて、やっと２０回までできるようになった。 でも、それ…

パラパラと小雨の降る金曜の夜、そのヒトは私の前に現れた。一目惚れなんて、自分の人生にあるわけないと思っていた。落ち着いた笑みを絶やさないギリシャ彫刻のような顔は、本当に大理石で出…

　この世界の人達は必ず、左の指が何かしらの色の糸で誰かと繋がっている。繋がっていない人はいない。必ず誰かと繋がっている。 　人と人の繋がり方は様々。 　人は人と関わり、友情が生ま…

思ったこと。 書いたこと。 読んだこと。 知ったこと。 気づいたこと。 日々のそういうあれこれを語る。 こんな口調でひたすら語る。 ただそれだけの雑記帳。