「短編 思い出」を含む小説

〈幻燈魚七姉妹シリーズ・瀬世良〉 毎年夏になると、山林の集落に滞在することが決められている潤一（主人公）は友人の頼雄と共に仙台市のアパートから祖父母の家に向かって真夏の茹だるよ…

「……これを食ったら、早くここから出て行くんだな。もし長居するようなら……警察に突き出す」 　屋敷の部屋で目覚めた女の子に、男性はそう警告して部屋から出て行った。 　汚れで変色…

いつの間にか現れて、いつの間にか消えてしまう骨董屋。不思議な店主が手渡す紙風船が、大事な思い出を引き寄せる。 ※連載にしようかと思いましたが、とりあえず完結にしときます。 気が…

創作と思い出の話

うちで過ごす時間が増えているのに荒れ果てた部屋。男は意を決して掃除を始めるとあるものを見つける。

モテない大学1年のシンイチ。 講義中に偶然出会った女の子を意識するようになって…… 初恋を思い出しながら戸惑うシンイチ。 恋愛短編小説です。

短編集です。 色んな所に散らばってる拙作を集めています。せっかく書いたんだもの。分散管理です。 ショートショート的なものや、ドラマ感のあるもの、分類不明なものなど。 テイストは…

　宛もなく彷徨い続けていた旅人。 　目的などとうに忘れ、ここに至るまでの記憶すらもなく、得た物は思い出の中にも見当たらない。 　それでも彼は歩き続ける。果てなどないと知りながら、…

卒業式前夜、お世話になった友達に向けて手紙を書いていた。 数々の思い出を振り返りながら、少し震えた字で。 書き終えて、一枚、余った便箋を眺める。 「ちゃんと余らないようにし…

突然の開戦により故郷を焼かれ、天涯孤独となったメリカ。そこに現れたのは敵国の魔法師グレン。 少女と男の出会いと決断の話。 執筆予定長編の過去番外編のようなものです。

青をテーマに短編をいくつか投稿します。題名のいくつかは好きな小説から引用しています。おすすめです。初投稿

これは、とある星の思い出話。 ……といっても、話と言えるほど長いものではない。 流れ星のように、一瞬で終わってしまう。 瞬きをするほど一瞬の、走馬灯のような星の話。 一つ、…

掴めそうな陽炎、我が思い出の影である。

絵談は「かいだん」と読みます。 ーあらすじー 老人は三人の人物と話す。彼らは四十年前老人をフッた美女バロニアとその直後に結婚した男と二人の間にできた子供。バロニアは四十年経っ…

施設のベッドで話をする二人の話です。

この街ではいきなり地図が消える。綺麗さっぱりその土地はなくなり、人々の記憶からも消える。その土地の思い出と共に。

　中学生の古畑真理子はもうなくなってしまった古い家のことを思い出していた。